【たまには】
言いたいことやりたいこと全部飲み込んで溢れ出さないようにずっと押し込んできた。
どうせ本当の私は誰にも受け入れられないのだから・・・
証拠もないのにそう思ってしまうから・・・
でもたまにはいいよね・・・
ずっと溢れないように押し込むなんていつか限界が来るものだから・・・
たまには少しだけ泣いてもいいよね・・・?
【大好きな君に】
「付き合ってください。」
何度目かも分からない男どもの告白に私の気分は急降下していく・・・
話したこともないやつからの告白に私はもううんざりしていた。
結局は見た目か・・・
私は自分でいうが結構美人だ。
なので私を見て告白してくるやつも友達からもあって翌日気まずくなった。
本当の私なんて誰も知らないくせに・・・
私はただの八方美人を気取っているだけ・・・
それをやめてしまえば毎日の告白は止まってくれるだろうか?
「嫌だ・・・私のことなんて何も知らないくせにそれに貴方とは話したこともない」
何時もなら「ごめんなさい」と言うがもう偽ることは今だけやめにした。
相手は驚いて目を見開いて固まっている。
やっぱり本当の私なんて誰にも・・・
「大好きな君にこの言葉を捧げます。本当の君も好きになります。だから僕と付き合ってください。」
・・・こんな私を好きになりたい?
そんなこと言うやつなんて今まで一人もいなかったのに・・・
いや私はずっと偽って来たから一人もいないもは当たり前か・・・
「分かった・・・良いよ」
じゃあ今から少しだけで偽ることをやめよう。
ずっと偽って来たから誰も知らなかっただけなんだ・・・
もしかしたら本当の私が好きな人もいるかもしれない・・・
【ひなまつり】
小さい頃はよく雛人形を飾っていた。
でもだんだん年をとるごとに飾らなくなった。
昔は雛人形を飾るたびにはしゃいでいたのに・・・
久しぶりに飾ってみたが昔のようにテンションは上がらない・・・
これは成長かな・・・
それとも後退かな・・・
まあどっちにしても私は昔とは違うってことで後退ではないかも一秒一秒人は皆前へ進んで成長しているのだから・・・
【たった一つの希望】
私にとっての希望は死
たった一つの希望だった・・・
なのになんで君が笑って話しかけてくるだけでこんなにも救われた気持ちになるのだろう?
いつの間にか死にたくないって
君と一緒に生きていたいって思うようになって
いつしか
『私にとっての希望は君と共に生きていくこと』
になった。
【欲望】
あれが欲しい、あれがしたい・・・
等など人間には色々な欲望がある。
だけど私達は人に嫌われたくないからといった理由で理性という鍵で欲望に鍵をかけ自分を偽り続ける。
だけど偽り続けるのは疲れてしまう・・・
だから一人でもいい。
少しでも鍵を開けることのできる人を見つけてほしい。