谷折ジュゴン

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9/22/2024, 1:51:22 AM

「秋恋」

凍てつく風が吹く前に貴方の傍へ寄れたなら。

高揚するこの気持ち褪せる前に貴方へ贈る。

月を肴に貴方と語らい、肌寒い日は枕を共に。

秋の夜長は貴方なしでは越えられぬ。

恋うる心に飽きは来ぬ。

9/20/2024, 11:11:44 AM

「大事にしたい」

自分の言葉づかいに対して慎重になっている。

どんな言葉が相手にケガをさせてしまうのか。

どういう文脈で相手に読まれているのか。

厳密な確認は取れないのに、臆病になっている。

だから、全く書けないこともある。

だけど、この慎重さが自分の心を守っている。

書くものになるだけ角がたたないように、

これからも言葉に対する慎重さを大事にしたい。

9/17/2024, 10:56:12 AM

「花畑」

海側にひまわり。山側にコスモス。

その間を自転車で駆け抜ける。

夏と秋の境界線を走っているようだ。

ひまわりの弾けるような黄色は海の青さに映え、

そして、コスモスは深い緑の山を背景に

濃淡のあるピンク色の花弁を揺らしている。

まだ暑さが残る空気に金木犀の香り。

あのひとときが幸福であると、今も思う。

9/15/2024, 1:03:43 AM

「命が燃え尽きるまで」

明るく激しく燃え上がることもなく

ずっとくすぶったままでいいかもしれない。

ふとした時の赤々としたきらめき。

そのぬくもりを感じることができたら

それだけで十分だ。

9/10/2024, 2:14:26 PM

「喪失感」

ある日、ある時、突然に心が凍る。

大きく分厚く濁った氷の中には

絶対零度の感情が詰まっている。

氷が全て澄んだ涙になるまで

長い長い時間がかかるだろう。

その時間は空白のような感じがする。

だけど、少しずつ氷が溶けて

まわりが見えるようになったら

涙を悲しみを昇華してしまおう。

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