『安心と不安』
返信まだかな。何してるかな。
…勉強中か。
私のあのLINEの内容どう思うかな。
なんか間違えちゃってないかな。
2時間も、3時間も考えて、
振動音が鳴った。
新着メッセージ3件。
なんて素敵な響き。
数時間前の不安なんて吹き飛んで、
脳内はあなたで埋め尽くされる。
続いて送られてきた4件目。
それだけで私の心は満たされる。安心できる。
まだ暫く会えないけど、
1日数十分のLINEの時間が日々の心の癒し。
勉強頑張ってね。
『特別な夜』
特別な夜じゃなくていい
ありふれた夜でいいから
君の今夜を私だけに頂戴
『君に会いたくて』
君に会いたくて会いたくて仕方のない毎日
本気で応援してるから
あと少し会えないのは辛抱する
画面越しに見える文字だけの君を想って
今日もまた終わりが近づく
君に会える日にまた一歩近づいた
『閉ざされた日記』
数十年後、この日記を見返す日は来るだろうか
その時私はどう思うだろう
こんなこともあった、あんなこともあった
沢山蘇ってくるはず
きっと忘れ去った、思い出したくもないことも
私が死んだ後はどうなるだろうか
塵となって、いつかは私がこの世に存在した事実ごと
消えてなくなってしまうだろうか
今日を振り返り、今日は20行も文字を綴った
止まらない日もあれば、
一向に文字が浮かばない日もあり、
それらも全て私の人生の1部すなわち日記である
また、何千年も後のことを考えて、
それをまた日記に綴る
何千年後の人類か、はたまた違う生物か
私の日記を見て嘲笑するだろうか
未来はこんなに稚拙ではないぞ、と
私の思い描いた未来ほど単純ではない、と
まだまだ続く私の物語すなわち日記
今日は読了してしまった2冊の本について綴り、
気づいたら枠をはみ出してしまったのである
『この世界は』
捨てられていく残飯を横目に
私は何も出来ない
豪遊している富裕層を傍目に
私は何も言うことが出来ない
私は恵まれている
恵まれているが故の罪悪感
何も出来ないちっぽけな16歳
何故この世界は平等ではないのだろう
私が罪悪感を感じる必要など本来は無いはずなのに
この世界に目を向けると
何もかも奪われた人たち
何も残せず散ってしまった人たち
神様、もしあなたが存在するのなら
この世界の全ての人に平等な幸せを与えてください
これ以上誰も苦しめないでください