『星を追いかけて』

星って美味しそう。

キラキラしてて、粒々で、

金平糖みたいなのかな。

カリッ、
サクッ。

なんだかとってもお腹が空いてきた。

星を追いかけて捕まえた、

キラキラで、カリカリで、サクサクの

美味しい星粒を今夜の夜食に召し上がれ。

『今を生きる』

歴史について考えると
なんだか現実味がない気がするけど、
私のひいおじいちゃんが生きていたのも
土方歳三が生きていたのも
あまり変わらないらしい

意外と歴史って最近なのかもしれない
それぞれが今を生きていて、
時間はどんどん過ぎていくけど
私が生きた痕跡は消えないし
歴史に刻み続けられる
全人類が知っていなくとも
私の歴史は受け継がれていく

過去を振り返り、歴史を想いながら
今を精一杯生きること
それが私に今、唯一できることだと思う

『飛べ』

空を飛ぶ鳥はどんな気持ちだろうか
人間は機械に頼らず自力で飛べる日が来るだろうか

今日私は花火を見に行った
綺麗で、圧倒されて、涙が出た
これが鳥にはどう見えているんだろう
地上よりも迫力があるのだろうか

もしも飛べたなら、
すぐに貴方は逢いに来てくれるだろうか
私は真っ先に貴方の元へ飛んでいくよ
そして共に花火を横から見よう

だから待っていて、
私が空を飛べるまで。

『special day』

長かったテストがやっとこ終わった…！
好きな人とも話せたし、特別な一日でした。

『揺れる木陰』

白いワンピースの少女がぽつりと、
草原の中の大きな木の下に立っている。
揺れる木陰で帽子を押さえながら。

あの小屋には羊がいるのだろう、
白いサンダルを落として少女は駆けた。
揺れる木陰は影に戻った。

白い羊はもくもくとして、
雲に戻っていった。