「ごめんね」 泣きながら母は謝った。
そんな顔を見ているのがとても辛くて、
今すぐにその場から去ってしまいたかった。
私がいるその場には、みんなの泣き声と、
母親の「ごめんね」という声だけが響いた。
謝らないで。お母さんは悪くないよ。
誰も悪くないんだよ。
仕方がないことなんだよ。
「丈夫に産んであげられなくってごめんね」
私が死んだのは、私の体が弱いから。
でも、誰も悪くないよ。
お母さんも私も望んでこうなったんじゃない。
だから、泣かないで。
あぁ、今日もまた、私と同じように
病気に苦しむ人がいるんだなぁ。
でも、何だか楽になったなぁ。
#ごめんね
今日は雨模様だ。
気分がちょっと下がっちゃうな〜。
でも、その分今日は家でゆっくりしよう。
今日は、いい日になるかもなぁ。
#今日の心模様
この道が、大きな間違いだったとしても。
私はこの道を進んでいく。
どれだけ、皆に批判されようとも、
間違えてると笑われても。
私は、この道を進んでいく。
私がこの道を後退りすることなんて絶対にない。
私は、私が選んだ道を正解にしてみせる。
人は、そんな力を持っている。
#たとえ間違いだったとしても
私は雨が好き。なぜなら、雨の雫が床に落ちた音が好きだから。その音をずぅっと聞いていると、心が無になって、時間があっという間に過ぎていく。ずっとずっと、雫達が奏でる音楽を聞いていたくなる。
また、翌日の朝、まだ残っている水たまりを見つけては、少しだけ足で踏んでみたりする。そして、葉に残っている雫を見てはいつ落ちるのか、ずぅっと見ている。まだ、雫達が奏でる音楽を聞いていたいから。
#雫
何もいらない。
だから、まだ生きていたかった。
誰にも気づいてもらえない、
誰とも話せない世界にいるなんて、
とても辛いから。
私には何が足りなかったんだろう。
生前の私は何が欲しかったの?
今はもう、
何もいらないのに。
#何もいらない