眠気が全く来なかった
まずい、このままでは朝が来てしまう
完徹は避けたい
明日、いや、もう今日か
今日が潰れることは確実だが、
そんなこととは関係なく今すぐ寝たい
意地の問題で、夜明け前には寝たい
なんとしても眠りにつきたい
しかし目が冴えている、冴え渡っている
日中はよく眠くなるのに、
どうして夜眠れないのか
昨日は朝早く起きて、
昼寝なんてせずに程よく疲れていたのに
あまりにも不可解すぎる
夜明けが刻々と近づき焦りが募る
ここまで来たら
夜が明けてから寝ても一緒だと思うが、
寝られなかったら気持ちが沈む
寝ずに夜を明かしたら謎の敗北感に包まれる気がする
なぜ俺はこんなくだらないことに
心を振り回されているのだろう
恋の味は人それぞれ違うそうだ
でも、とても心地いい味がするらしい
私は恋をしたことがないのでわからないが、
恋の経験がある友達が言うには、
恋に落ちたら最後、
毎日味わわないと気がすまないのだという
流石にそこまでだと少し怖く感じるが、
そういうものなのだと友達は笑った
特に、真剣かつ全力で相手に向き合う、
本気の恋というものは、
それはもうこの世のものとは思えないほど、
心に深くしみわたる味なのだそうで、
現在進行系で本気の恋をしているのだと
テンション高めで話す友達は、心底幸せそうだった
正直あまり現実味を感じないし、興味もないのだが、
いつか私も、本気の恋というものをしたりして、
恋の味の虜になる時が来るのだろうか
日めくりカレンダーを毎日めくる
毎日違うイラストが出てくるから、
いつも朝が楽しみだ
その日行きたくない用事があっても、
不思議とこの日課を済ませ、
イラストを楽しむと、
気分が上がり頑張ろうという気になる
ちょっとしたことだけど、
これは自分のやる気を上げる大事な行動のひとつだ
今日も楽しみとやる気のために、
日めくりカレンダーをめくる
もしも私がいなくなり、
君が喪失感に包まれた時、
思い出してほしいことがある
それは、君が私と過ごした日々だ
君が私を失うことがあっても、
君がいる限り、
君の中の私は失われることはない
私との思い出は、
私という存在の記憶は、
いつまでも君とともに在り続けるだろう
君ならば悲しみを乗り越え、
進んでゆけると信じている
私との日々を思い出すことに、
苦しさではなく、
前向きな懐かしさを感じてくれると信じている
私がいなくなったあと、
私との思い出が君の力になるのなら、
これほど嬉しいことはない
君の心のそばに、私はずっといる
君が、そう思うことができるように、
私との日々が、
君にとって喜ばしい思い出になるように、
私は精いっぱい、君との時間を楽しむよ
この世には同じものがたくさんある
あたりを見回して目に付くものが
この世界に全部でいくつあるか
数える気も起こらないほどたくさんある
箸にしても
鞄にしても
スマホにしても
同じものは数え切れないほど存在する
しかし、本当にそれは同じものなのか
作りや見た目は同じでも
それぞれ、所有している人も
手に入れた時期も
使い方も違うだろう
同じ姿のものがたくさんあるとしても
それそのものは世界にひとつだけしか無いのだ
物がそうであるように
人も
たとえ正確にコピーされた人間がいたとしても
後にも先にもこの世界にその人は一人しかいない
この世界に、全く同じものはないのだろう