鏡よ、鏡
なんだか疲れ切った自分の顔がうつってるよ
ごめんな
お前もこんなネガティブな顔、うつしたくないよな
どうせならハッピーな顔をうつしたいよな
でも生きてると、うまくいかないこともあるんだ
いつでもごきげんってわけにはいかないんだよ
けどな、こっちだっていつまでも落ち込まないぞ
やつれた自分の顔を見て
このままじゃいけないなと思えたよ
鏡よ、鏡
お前が疲れた表情をうつしてくれるおかげで
明日は笑顔をうつすために頑張ろうと思えるんだ
一日だけ待っててくれ
明日はとびきり爽やかな笑顔をうつしてやるから
けど明日も疲れ切った顔だったら
その時はすまん、気長に待ってほしい
何度、捨てたいと思っても
いつまでも捨てられないものがある
いや、捨てないんじゃない
捨てることが不可能なのだ
普段は気にならない
むしろ自分にとって好ましいものだとすら思う
しかし時々、本当に時々だが
邪魔くさく感じることがある
こんなものが無ければ楽なのにと
そしてまさに今が
邪魔で捨ててしまいたいその時なのだ
辛くなるとそう思うことがある
だがこれを捨ててしまうと
悪い事のほうが圧倒的に多い
持っていると苦しいこともたくさんあるが
楽しいこともたくさんある
苦しみをなくすために
楽しみごとなくすことはできない
今は苦しいが
楽しい時だって訪れるのだ
きっと心や感情というものは
捨てる必要がないから
捨ててはいけないものだから
自分で捨てられないのだろう
自分が誇らしいと思えることはなんだろう?
特段、なにか人より優れた点があるわけでもない
偉業を成し遂げたわけでもない
なんとなくそんなことを呟いていたら
君が笑いながら言った
「僕は君と親友になれたことは誇りだよ
一緒に楽しく過ごせる相手を見つけられたんだから」
ああ、別に壮大なことを考えなくてもいいのか
親友と呼べるほどの相手と出会えたこと
そして今日まで一緒に楽しく過ごせていることは
誇りに思っていいことなんだろうな
これからも
君と親友だってことを誇れる自分でありたいな
夜の海といえば
月に照らされた穏やかで幻想的な景色を連想する
喧騒とは無縁のとても静かな世界
けれども海の中では
そんな幻想的なイメージとはかけ離れた
激しい自然界の攻防が繰り広げられている
食うか食われるか
食うか飢えるか
逃げ切るか食われるか
昼も夜も関係なく
海の世界は常に生きるための戦いで満ちている
そんな海の中に思いを馳せるのも
たまには悪くない
まわるタイヤから伝わる、道の感触
走りながら受ける、心地いい風
目の前には、きれいな景色が広がり
そのすべてが私を楽しませてくれる
自転車をこぎながら
常に変化していくそれらの、一瞬一瞬を大切にして
そこからわきあがる感情の一つ一つを噛みしめる
今日はどこまで行けるだろう
まだまだ、もっと先まで走れそうだ
明日はどこへ向かおうか
目的地もなく進み続ける
今日も明日も走り続ける
自転車に乗って
どこまでも