4/2/2025, 10:12:53 AM
空は広くて自由だ。
世界中のどこまでも繋がっていて、果てしなく青くて綺麗だ。
煩わしい声も、痛みさえもない。
ずっと夢に見ていた世界が頭上に広がり、肺いっぱいに空気を取り込んだ。
爽やかな風が早く行こうと背中を押す。
「そうだね、行こうか」
私は満面の笑みで足を踏み出した。
4/1/2025, 2:51:41 PM
「はじめまして」
そう言った瞬間、目の前に立つあなたの表情が苦しそうに歪み、私の胸はズキリと痛んだ。
どうしてそんな顔するの?どうしてこんなに締め付けられるの?
何も分からないまま戸惑っていると、あなたは私に笑顔を向けた。
「はじめまして。突然ですが君に一目惚れをしてしまいました。僕と付き合っていただけませんか?」
何故だろう。
温かいものが頬を伝った。
3/23/2025, 3:49:28 PM
どこまでも澄渡る青空を夢に見ていた
雨上がりの空に架かる七色の橋に憧れていた
悲しみを覆い隠してくれる純白を望んでいた
けれども、私にあるのはくすんだ灰色一つだけ
3/22/2025, 1:49:33 PM
真っ白な夢の中、真っ暗な瞼の裏
君は私に手を振った
最後だとわかっていたのに、温もりを感じることも、追いかけることも叶わず目が覚める
涙が頬を伝い、君が逝ってしまったことを思い出した
2/16/2025, 1:59:29 PM
君との一瞬が永遠なら良かった。
終わりなんて嘘にして、いつまでも笑っていられるようなおとぎ話なら良かった。
目を覚まさない君の手を固く握りながら、必死で祈る
お願いだから私から君を奪わないで。
他のものならなんでもあげるから、君だけは奪わないでよ!