｢やってみたい｣という感情だけで動いた
この結果がたとえ間違いだったとしても

知りたい、見たいという欲求は日に日に増す
この欲求だけは確実なものだと言い切れる

だから私は
私の好きなことを追い続け
夢を掴み取りたい


《たとえ間違いだったとしても》

雫が地に落ちる

空から降ってくる雨が私の頬を伝って
1粒、また1粒と落ちていく

私の頬を貴方は手のひらで優しく包み
私と同じように濡れた顔を無理に笑わせて
雨にかき消されるぐらい細い声で何かを言った

もう一度聞き直す勇気などない
私の顔はもっと濡れてしまうだろうから
私の心ももっと疲れてしまうだろうから

あなたも私も
真っ赤な目から
また雫が流れ落ちた


《雫》

貴方以外何もいらない

多くの大切な人が居ても

きっと全員の笑顔は守れない
全員を失わないとは限らない

大切なものは1つで良いんだ

その1つの幸せを、貴方を笑顔を
死ぬ気で守り続けたい


《何もいらない》

もしも未来を見れるなら

自分がどうなっているか
社会がどうなっているか

見たことの無いものを見れるかもしれない
思うようにいっていないことを知るかもしれない

でもどんな未来を見たとしても
一喜一憂する自分だけは容易に想像出来る

私は未来を見るより今を見る方が
大事なことのかもしれない



『もしも未来を見れるなら』

無色の世界に足をつけ
右も左も分からないまま歩く

色んな人に会い
色んな物を見て
色んな音を聞き

段々世界が色付いてきて


最期は
好きな色を纏っていたい



『無色の世界』