日が短くなって
前よりも寒さを感じやすくなった

緑の葉が赤に変わるたび
君と過ごした時間は戻らないことを知る

葉の色が変わるように
君の心も変わってしまったのだろうか

冷たい風と共に
君は私に別れを告げた


#秋恋

あなたを愛する、それ故に
あなたに会うのが怖くなる

あなたに酷い言葉を浴びせていないか
あなたを無意識に傷つけてないか
あなたに私の愛は伝わっているか

ただそれでもあなたが大好きだから
今日もあなたに会いたいと願う


#愛する、それ故に

あなたといるとすごく楽しかった
あなたと話せてすごく嬉しかった

あなたの隣では心から笑えた
あなたがいたから人を愛せた

あなたがいない今
部屋に雑音が響く中

私ひとりだけ静寂に包まれている

#静寂の中心で

掌の上で葉が燃えた

まるで最後の想いのように
赤く滲んで 光を放ち やがて灰になって
それでもなお少しだけ温かい

忘れたいのにまだ光ってる
あの日の君の笑顔のままで


#燃える葉

昨日の夜空を照らす月は
儚くて柔らかく見えた

太陽のように眩しすぎず、星々のように小さすぎず

君といる時の私のようだった

今日の夜空を照らす月は
寂しく冷たく見えた

太陽のように元気をくれず、星々のように願いもくれず

君を失った私のようだ


#moonlight