名も無き小説家

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1/10/2024, 3:29:49 AM

         『三日月』
三日月が日没後に姿を現す

月に一度

西の空を見上げ

人々は無病息災を願う

夜空は澄み渡り

無数の星が暗闇を照らす


END-名も無き小説家-

1/8/2024, 1:43:38 PM

        『色とりどり』

裏庭に蒔いた

たくさんの種は

いつの日にか

いろんな花が咲き乱れるのかな

幾千幾億の花は

千紫万紅のように美しい

季節を問わず

君といつまでも

永遠に見ていたいよ


END-名も無き小説家-

1/7/2024, 2:07:28 PM

          『雪』

粉雪が舞う季節が訪れる

山々に囲まれた小さな町

ホームセンターは賑わう

今日は日曜日

カイロを買って

雪かきを買って

スノータイヤに履き替えて

今日も一日が過ぎ去っていく

本格的な冬の到来がもうすぐやってくる


END-名も無き小説家-

1/6/2024, 12:25:54 PM

        『君と一緒に』

古いアルバムに

想いを馳せる

きみとぼくの物語

きみの優しさが

あの時のぼくを救ってくれた

手を離さずにいてくれた

そばに居てくれた

愛おし愛してくれた

そんな君と一緒に

過ごした日々をぼくは忘れない

あなたに出会えた日々を忘れない

さようならは言わない

また出会えるその日まで


END-名も無き小説家-

1/5/2024, 2:04:08 PM

         『冬晴れ』

降り続いた雪は降り止み

吹き続いた冷たい風は止み

雲の隙間から暖かな光りが射し込む

やがて雲はなくなり

青空が広がる

時計の針は正午を指している

今日は外食でもしようか


END-名も無き小説家-

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