8/21/2024, 1:53:58 AM
さよならを言う前に、
あの人は私の前から姿を消した。
満足そうな顔をして、
そのくせほんの少し寂しそうな顔をして。
自分だけ別れを告げて消えてしまった。
私だって、言いたいことがたくさんあったのに。
どうして別れの挨拶すら聞いてくれなかったの?
だから私は、今もあの人を探している。
あの時伝えたかったこと、
全部伝えないと気が済まないもの。
⸺ねえ、お願いだから、
もう一度あの人に会わせて?
8/13/2024, 1:32:46 AM
君の奏でる音楽は、
懐かしくて、心地良くて。
こうして耳を傾けていると、
あの頃の僕らに戻ったみたいだ。
あれから月日が経って、
二人とも、ずいぶん変わってしまったけれど。
君の音色は、
いつまでも変わらないでいてくれるのかな。
8/8/2024, 12:20:43 AM
全部、最初から決まってたこと。
そうだとわかっていても、
抗わずにはいられなかった。
だって僕は諦めが悪いから、
手放したくないものがあるなら、
手放さない努力はいくらでもするんだ。
8/7/2024, 2:20:53 AM
わたしにとっての太陽のような人。
あなたに近づくためだったら、
この翼など、溶けても構わないわ。
8/4/2024, 6:10:57 AM
目が覚めるまでに、
夢の世界に別れを告げて。
どんなに甘い夢だとしても、
夢は夢でしかないのだと、
現実はこうではないのだと。
理解した上で、
現実に戻らなければならないから。
いつかまた、同じ夢を見られたら。
せめてそんなことを思いながら、
ゆっくりと、意識を覚醒させた。