え、なんだろう
家族
友人達
そんな人々との
心地よい絆でしょうか
わたしだけが
心地よいなどと思っていたりして
気が付くと
独りよがり
なんてよくある
捨てちゃあならぬ
大切に胸にしまっておきましょう
我が息子ははっきり言って
グレーゾーンです
幼い頃は育てやすかったのですが
学生になり集団での生活が苦手なのか
困った行動が多く
かなり手を焼きました
卒業間際に不登校になり転校したり
引き篭ってオンラインゲームで騒ぎ
殴り合いの喧嘩もしました
やがて彼は学び習得したい分野がはっきりしたのか
ジジババとわたしに饒舌にプレゼンして
都会の空へ飛び立ちました
今、高く評価され
企業からも声が掛るまでに成長しました
時々成果を送ってきますが
なんとも誇らしげで微笑ましく
今までの事がチャラになるが如く
親バカぶりに苦笑いです
成長している様子に
こっそりガッツポーズ
思い出す
あの暗い海を
夫は働かない
子供はどんどん学費が掛かる
ワンオペ家事育児
頑張って働いても
月に10万以下
義実家にそれとなく言うと
わたしだけ責められ
夫は黙り
そりゃおかしくもなるわな
夜の港で暗い海を見つめて
人生を悲観する
そこを乗り越えて
今がある
忘れないあの暗い海を
高校生の時は
自転車通学で
隣町まで通っていました
今とは違ってルールも曖昧でしたから
ばんばん歩道を走りました
その頃とても仲良くしてくれた
大切な友はバス通学でしたから
時々帰りに取り替えっ子して
楽しんだり
スーパーの屋上で
ゲームやフワフワバルーンで
バカみたいにはしゃぎました
あの頃ほど無邪気で
無敵な時はありません
また自転車に乗ると思い出す
今はもう
心の中は健康そのもので
逆に身体はガタがきています
人生の半分くらいは
心の中が
闇におおわれて
私が何者なのか
正体が掴めないほどに
バラバラでした
あなたの為に
あなたのおかげで
あなたに守られて
わたしは私で居られる