つい考えてしまう
この先の道はどうなっているのか
考えても仕方がないことと思うけれど
例えば子供達のその後なんかは
希望に満ちていて明るいといいななんて
両親のことや猫さん達のことを考えると
やはり遠くない未来
お別れがやってくるだろう
そのうちかなり年上の
パートナーのことは
本当に考えただけで泣いてしまう
先のことばかり考えて泣くとか
下らないわたし
昔からだいたいが
一番ではなかった
別に一番になりたいわけでもなかったので
それはそれで何ともなかった
そばに居た友達がいつもチヤホヤされていて
ぼんやり眺めている
そんな日陰なわたし
大人しくエキストラを演じることに
専念していたが
なぜだかこの歳になって
あなたという眩しい日差しに照らされて
一躍トップに躍り出た
あなたにとってはわたしが一番だったようで
本当に世の中十人十色と
昔の人はよく言ったもんだなと
感心するばかりです
長い人生の中で
あの辛かった日々は
ある意味で
わたしの財産ともなった
辛い思いをしたからこそ
それまでより格段に
視野が広くなる過程であったのだと
今でもその頃の残像を見る
窓越しに見えるかつての風景
わたしの中に仄暗い影を落とす
今のわたしを保つ為
あの頃を忘れない
分からない
赤い糸あるかもしれないけれど
わたしにもあるかもしれないけれど
なにせ向いてないんだろうな
あんなにいい人を不快にさせるんだから
ごめんね、本当にしんどいの
何か分からないけれどしんどい
なんなんだこのしんどさは
最早自分が自分で不快
夏休みになると
決まって三家族で
海にキャンプへ行きました
親同士が仲が良く
子供は総勢四人
わたしはひとりっ子
他所の車に乗せられて
そこの2歳上の男の子と後部座席
当時わたしは小学校三年生
怖くて恥ずかしくて
気持ち悪い思いをそこで味わいます
どんなに抵抗しても手を伸ばしてくる
次の年も一緒に乗りたくないと抵抗してもだめでした
もうなん10年も昔の話ですが
傷付いた心は今でも癒されることはありません