9/8/2025, 8:09:21 PM
「仲間になれなくて」
希望だって、絶望の仲間になれなくて泣いているかもしれないじゃないか。
僕は一人じゃない。君だってそうだ。
君が今立っている地面の中に蠢く虫たちと、世界の終わりについて語り合えばいい。
9/7/2025, 1:58:00 AM
「誰もいない教室」
忘れ物を取りに帰る。
どこからか吹奏楽部の練習する音が聞こえてくる。
日直が閉め忘れた窓から秋の風が漏れてカーテンが揺れている。
あの誰もいない教室の色を、もう二度と見ることはできないのだろう。
9/5/2025, 7:07:34 PM
「信号」
真夜中だし、車なんて通らないんだからさ、赤信号なんか無視しちゃえばいいのに。
真面目に待って、僕に怒るそんな君が好き。
9/4/2025, 7:45:37 PM
「言い出せなかった「」」
父親が病床に臥して死にかけているとき、
確かにどうしょうもない父親だったけれど、
本当は伝えたかった。
私はまだ若く、強情だった。
結局、言い出せなかった「ありがとう」を。
9/3/2025, 5:28:28 PM
「secret love」
富士そばでわかめそばを頼む。
備え付けの七味を二かけ。
一回でも三回でもダメ。
絶対二かけ。
これが私のそばへの密かな愛。