僕が君と初めて会ったのは
ある木枯らしが吹きつける寒い日だった
その日はたまたま推しとコンビニの
コラボ商品を買いに外に出ていた
「あっ、、、」
「あぁ、、、これっ、、、」
風で飛んだハンカチを拾ってくれたのが君だった
僕は一目見た時瞬間恋に落ちた
あの人のことをもっと知りたいと思った
そして推しのことなんか忘れて
その人の後を着いて行った、、、
それからも君の部屋にカメラや盗聴器を
こっそりつけて君のことをずっと見ていた
「あぁ、、、今日も可愛いな、、、♡♡」
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私が君と初めて会ったのは君が初めて会ったと
思っている日から3年前の
君と同じ木枯らしが吹く日だった
「大丈夫ですか???」
君が私が足をひねって困ってた時
君が声をかけてくれた
私はその時一目惚れをした
あの人のことがもっと知りたい!!!
そうしてその日から君のストーカーになった
盗聴器やカメラをつけて君を見守ってた
君の好みのタイプになるように頑張った
そしてそれから3年後君のハンカチを拾った
あぁなんて運が良いんだ!!!!
君がその後ストーカーになったのは知っていた
私はもう3年もストーカーしているのだから
分かるに決まってるだろう!
「あぁ、、、今日も可愛いな♡♡♡」
美しい、、、
初めてそう思った
私は昔から美しいと心から思ったことが無かった
小さい頃から人とは少し感性がズレていて
みんなが言う美しいが私にはなにも感じれなかった
そのまま成長するうちに愛しいと思う人も出来た
それでもその人のことを美しいとは思えなかった
「ねぇ、、、綺麗?」
「あぁ、今日も美しいよ」
妻がそう聞いてきても本当に美しいとは思えなかった
そんなある日
妻と些細なことで喧嘩をしてしまった
「あなたなんか、、、死んでしまえ!!!」
そう言われだ途端何かがブツッと切れた
気づいたら私は妻を殺していた
その時あることに気づいたのだ
「あぁ、、、美しいよ、!!」
初めて美しいと思えた、、、
だから今日も妻にこう言うのだ
「あぁ、、、今日も世界一美しいよ、、!」
私はアイドルだ
そんなに有名人ではなく
ただの地下アイドルみたいなものだけど、、、
だけどその分ファンの人達は出来る限り覚えている
ファンの人達を覚えるのは良いことも悪いこともある
今まで推してくれてた人達がある日いきなり
アンチになることもある
ある日一番最初に覚えた古参のAくんが
ネットに浮上しなくなった
今まで全てのライブに来てくれたし
Twitterもすぐ反応してくれた
なんでだろう???
私はAくんに何かあったのかもと不安になった
気になった私はAくんの裏垢を見てみた
そして裏垢で相互フォローになっている人達の
アカウントも全て見てみた
するとAくんがよく行っている
居酒屋が分かった
私はAくんのことが心配で心配で
その居酒屋に通うようになった
Aくんに会えることを願って
それでも会えなくって
私はAくんの友達のアカウントから
Aくんの家を特定した
私は見つけた途端Aくんに会いたいと思った
もしかしたらAくんが危ない状態かもしれないから
かばんに包丁を入れて
Aくんの家へ行った
Aくんの家について家の前で待っていると
Aくんが帰ってきた
Aくんの隣にはファンとお金を払えばなんでもする
という同僚のBちゃんがいた
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
Aくんは私の方を見ると真っ青になった
私はAくんを包丁で刺した
題名 夢を見るあの子と夢を見たいあなた
ずっと夢を見ていた
可愛い洋服を着て
可愛い髪型をして
可愛いメイクをして
大好きなあなたと一緒に歩いている夢
だけど現実のあなたは
ある時は綺麗な女の人と
ある時は可愛い女の人と喋っている
分かっている私だけのあなたじゃない、、、、
分かっているのにあなたを求めてしまう、、、、
分かっているのにまだあなたに
恋をしてしまっているの、、、、、、
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夢を見たい
俺がホストを初めて数年たった
みんなのおかげでNO.1にもなれた
だけどだんだん疲れてきちゃって
眠れなくなった
いわゆる不眠症だ。
眠れたとしても気絶のようで
夢を見るなんて出来なかった
だけどあの子が来てから俺は変わった
他の子とは何かが違った
いつも俺に会いに来てくれる可愛いあの子
あの子と会った後は何故か安心して
眠たくなった
だけどあの子は俺のことをきっと
ただのホストとしか見ていない
分かっている俺だけのあの子じゃない、、、、
分かっているのにただただあの子が欲しい
分かっているのにまだあなたに
恋をしてしまっているの、、、、、、
ずっとこのままだと思っていた。
あなたはずっと私を愛してくれると思っていた。
なのにある日いきなり
「ねぇ、、、もう目の前に現れないで」
ねぇどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
私はあなたの隣にいる為になんでもした。
苦手だったメイクも何回も練習したし
服装にだって気をつかった
いつもの勉強も頑張った
なのに、なんで????
あなたの好きなタイプに合わせたのにどうして???
あなたの周りによる虫達も全員排除したなのに、、、
目の前が真っ暗になった。
するとあなたはこう言った。
「お前が俺の彼女を虐めていることは
もう分かってるんだよ」