この道の先には、何があるだろう、何がいるだろう。
そんなこと僕には分からない。
でも未来の僕は知っているだろう、僕は今を歩いてい
るから。
いや、もしかしたら未来の僕も知らないのかもしれな
い。この道を進まずに違う道へ行くのかも。それか、
僕が進むのをやめてしまうかも……
未来の僕を決めるのは今の僕だ。
だからこの道の先にあるものをつかみ取るか、別の道
へ進むかも全て僕次第なのだ。
窓越しに見えて欲しいのは、花?雪景色?建物?
ん?なんでこんなこと聞くかだって?
そりゃあ君の願いを叶えるためさ
さあ君の願いは何?窓越しに見えるのはどんな景色が
いい?
どうして窓越し限定か?君質問が多いね
まぁ、いいか
僕はね、君が大事にしてくれた君の家の窓だからさ。
じゃあもう1回聞くよ
窓越しに見えるのはなに?
1年後、私は何をしているだろう。
絵を描いてるのかな、小説を書いているのかな、それ
とも勉強してるのかな。
1年後の私が何をしているのか想像するのはたのしい。
あなたがいたから私はいる
あなたがいなかったら私はいない
あなたがいたから私は産まれた
あなたがいたから成長できた
あなたがいたから私はあなたに感謝できる
ありがとう
「ここが未来か……」
僕は変なおじさんに誘われて未来に来た。色んな人が楽しそうに道を歩いている。
しばらく僕は道のりに沿って歩いてみた。
不思議なことがいっぱいあった。透明なガラスに近ずいたら綺麗に真っ二つに割れたんだ。その時僕はびっくりした。
でも、これだけじゃなかった。割れたガラスの先にはおっきい機械?のようなものがあったんだ。
「あら?そこのゲーム機械が気になっているの?やり方おしえようか?」
突然知らない女の人に話しかけられた。そんなにゲーム機械?とやらを見てたの?僕。
ゲームを一通りやった後、女の人にここのことを教えて貰った。ここはゲームセンターというらしい。
「ねぇ坊や、貴方のご両親はどうしたの?」
「いないよ、変な人につれてかれてここに来たんだ。」
「変な人?」
僕を連れてきた男の人の話をすると女の人の顔がどんどん怖くなって行った。
そうだ、僕、今迷子だ。おとっつぁん、あんちゃん、何処?ここは戦争もなくてすっごくいいとこだよ。2人もこっち来てよ……