【無色の世界】
透明で僕は全てをすり抜けて記憶に残れず何も得れず
色が欲しい無色の私は何になれる?認めて欲しいだけなの
「私が悪いのかな」「どこで間違えたんだろ」親の呪いが抜けず
色が世界から消えたら美しい何かを見つけられるだろうか
綺麗な透明に矢が刺さると黒く腐敗しどろり蝕む
跳ね返らない光次は何を色と名付けるか瞬く視界
【桜散る】
ネガティブに生きるのはダメなんですか桜の涙ただちりぬるを
散るから綺麗、花が綺麗、芽吹くのが綺麗もはやその生き方が
散ったら終わりなのかな一年に一度しか見てもらえないのなら
桜散りもうみんな前を向いてる永遠にでも咲いてくれたら
溝に溜まる白綺麗なのを拾って持ち帰りたいお年頃ね
道いっぱいにまばらにさらと落ちているバージンロードみたいだね
【夢見る心】
今のところは文学部行きたいけど仕事考えるとね錆びた
花屋もケーキ屋も飼育員もぜんぶなりたい私はふと消えた
捨てれば楽になれると思ったのに社会は許さない勝手だね
夢見ては憂い見なくても憂い純粋なあの頃を返してと問う
夢見る大人は抉るほどの痛みを伴うなんて知らなかった
【届かぬ思い】
私にとってあなたは紛れもなくヒーローです
私はあなたを知っていますがあなたは私を知りません
幼いながらにあなたに憧れました
イマジナリーあなたを呼びよく一緒に遊びました
いつもあなたの真似ばかりしてはよく笑っていました
あなたはすごい人です
私にとってあなたはヒーローで在り続けます
そのうちあなた以外の人に夢中になることもあるかもしれません
あなたが私を忘れることもあるかもしれません
けれど私はあなたを忘れません
私にはまだイマジナリーあなたがいます
届かなくていいのです
見つけてもらわなくていいのです
あなたがこの星に生きているというその事実だけでいいのです
十分なのです
あなたという唯一無二のヒーローを見てきた私は
あなたの勇気と情熱と優しさのほんの一部を遠い昔にあなたに貰ったのです
それはあなたのかけらとして私の心にいつまでも残っています
あなたというヒーローに出会えて幸せです
【神様へ】
拝啓、創造主たる我が神様へ。
私の住む場所では少しずつ日が伸びる春と呼ばれる時間です。
さて、貴方は私たちをつくり、私たちのまわりの世界をつくり、環境をつくったのだとお聞きしました。なのでありきたりで聞き飽きたであろう質問をします。
貴方は、人とは何なのだと思いますか。力もつ者が力なき者をいたぶることができます。寄り添い合い思い合うこともできます。感情のままに生きることも、感情を殺すこともできます。
自分では考えられない思考をもった人間もいます。私が使っている言葉では言い表せない、プラスでもマイナスでもない複雑な感情が存在します。
人間って、結局何なのでしょう。貴方はなぜ、このような種族をつくろうと思ったのですか。愚かで未熟で弱いモノ。貴方はもしかしたら、もう何の感情も抱いていないのかもしれない。
生き方とか幸せとか心とかも、私にはよくわかりません。そして一番わからないのが、人です。
それを探すためのヒントとして、貴方の考えを、貴方なりの答えを知りたいと思いました。
次は、貴方について知りたいというお手紙を書く予定です。
貴方につくられた者の一部より