「女の子の幸せ」とは何を意味するのだろうか。
こころが、くるしい。
きぼうが、みえない。
くらーいくらーいトンネルのなか。
わたしはいったい、どこへいくのだろう。
もう、まえにすすむきりょくもなく、
そこで、くずれおち、くちはてるみらいしか、
みることができない。
わたしのきぼうは、どこへいったの?
たったひとつのきぼうすら、わたしにはそんざいしない。
〈たった1つの希望〉
欲望は私を醜くする。
欲望は私の未来を示してくれる。
好きを見つけることができる。
良さと悪さのあるものは、悪さを無くすのではなく、良さを強くするに限る。
〈欲望〉
列車に乗って、海へ行く。
遠い遠い海の奥。
そこにはキラキラ月明かり。
私を優しく包み込む。
苦しい苦しい水の中。
不思議と呼吸が澄んでいる。
息ができているこの地上。
不思議と呼吸が滞る。
澄んだ呼吸ができる場所。
それはきっと、
ここである必要なんてなかったんだ。
私が呼吸のできる場所。
そこまでは、列車に揺られてガタンゴトン。
〈列車に乗って〉
遠くの街へ出かけよう。
同じ毎日を過ごす日々。
人との関わり。
仕事に勉強。
全部がきっと「私」を叶える道標。
それでも毎日がいい日なんてことなくて。
辛い一日だってある。
なんならそれが続くことだって。
そしたら遠くの街へ出かけよう。
ほんとに行けなくたっていい。
私たちの想像はいつまでも、どこまでも、自由なのだから。
〈遠くの街へ〉