星に願って

窓から見える星に向かって、そっと手を合わせた。君にもこの星が見えているだろうか？

いつか二人で観た星
望遠鏡を覗いて楽しそうに笑っていた君。

この星が君にも見えていますように

君の背中

君の背中は何故か大きく感じた。

あの頃はまだ小さかった君の背中が大きく見えてなんとなく寂しさを感じた。

これから君はどんな道を歩むのだろう？君の背中を見つめながらそんな想像をしていた。

そして君の背中に向かって頑張れと小さく呟いた

やさしくしないで

もしこの世界から優しさがなくなったら？
今より暗い世の中になる、あるいは争いごとが絶えなくなり、戦争する国が増えるだろう

優しさで溢れる世界にするには？
一人ひとりが相手のことを思いやることが大事だ。そうすることで世の中は少しずつ良い方向へ変わるはずだ。

バイバイ


「バイバイ！」そう言って明るく微笑む君
「うん、バイバイ」僕も笑顔でそう返した。

でも本当は寂しくてたまらなかった。なぜなら今日は僕が引っ越す日だから。君に伝えたい事がたくさんあった。でも結局言えずじまい。

僕が引っ越しても元気でね！

わぁ！

「わぁ！」
そう言って喜ぶ君の顔が見たいから
僕は君の笑顔のためなら何でも出来る気がする
ずっと君の笑顔を見ていたい。

そんな幸せな日々がずっとずっと続きますように