ところにより雨
今日の天気は雨が降っていて曇天。私の表情も朝から曇ってる。何故なら、私は病気で入院していて退院後、一週間ぶりに高校に登校するから。
高校一年の夏に病気で入院し、その年の冬休み前にまた同じ症状で入院した。夏に入院した時に一週間ぶりに学校に行った時の、先生のあの質問が頭の中で何度も再生されてしまう。「入院楽しかった?」ニヤニヤと笑いながら聞くあの先生の顔と言葉が、いつしかトラウマになっていた。今でも思い出すだけで体全身に震えが走る。
だから、今回もまた同じ事を聞かれないかと不安でいっぱいだった。何故だろう、久しぶりの学校はすごく楽しみなはずなのに。それなのに教室の入口の前で固まったように動けない自分が居た。
特別な存在
私にとっての特別な存在は妹だ。何故なら妹は、色々理由があって特別支援学校の寮に入っていて、たまにしか会えないからだ。
妹は、今年の四月に高校生(特別支援学校の高等部生)になる。両親共に忙しく、妹は長期休みのたった数日間しか帰省出来ない。だから私は妹が帰って来る長期休みの貴重な数日間を大切に過ごそうと思っている。長期休みになるといつも、妹の帰省が待ち遠しくなる。直接会えなくても担当の先生が居れば電話は出来る。
でも私はいつも妹の事を思っているよ。四月からは新しい高校生活が始まるね!最初は慣れないことも多いかもしれないけれど私はいつも味方だからね。ずっと応援してるよ
たまにしか会えないからこそ特別に思える妹との時間をこれからも大切にしたいと思う。
バカみたい、新しい高校生活に期待していた自分が。
2023年の春、私は高校生になった。その時はすごく楽しみだった。これからどんな生活が待っているんだろう!という期待でいっぱいだった。だけど思っていたのとは全然違った。その時は知らなかった。先生達の言動に苦しめられる事になるなんて。私に入院歴があることを知っていて入院楽しかった?と、聞いてきたり、入院患者みたいだと笑ったり、公共の場で突然体重を聞いてきたり、デリカシーの無い先生が沢山居る事に私は唖然とした。先生達に私の感情をぐちゃぐちゃとかき混ぜられたようで気持ちが変になりそうだった。期待すると損とはこの事かと思った。やっぱり変に期待しちゃ駄目なんだな