7/27/2024, 12:22:15 PM
これは3ヶ月前の話。
少し、疲れたかもしれない。そう思ってベランダに出た。ここは6階。自殺なんてお恐れたことできないけど、ちょっと、ほんのちょこっとだけしんみりしていた。
風が舞った。
それは美しいものとは程遠かった。ガラスのように脆くて、水のように歪んでいた。神様だった。絶対に神様だと確信した。
「あー、だるい。」
喋った。その容姿が、雰囲気が、存在するが恐ろしくてたまらなかった。
「ねー君、ちょっと神様交代しない?」
仮にも、本当に神様であるとしたなら、言動が軽すぎると今になっては思う。でも当時は気が動転していたらしい。なぜかって、こう答えたからさ。
「、、、はい。」
神様が舞い降りてきて、こう言った。
7/26/2024, 2:02:36 PM
誰かのためになるならば
誰かのためになるなら、私はいくらだって可愛くなれる。バイトも頑張るし、メイクだって研究する。どんなに疲れてても毎日肌のお手入れだって欠かさないんだからね。貴方に喜んで貰うためなら、「可愛い」っ言ってもらうためなら、努力は惜しまない。
7/24/2024, 1:09:40 PM
友情
「男女の友情ってあると思う?」
そう君に問われた帰り道。スカートとスラックスが確かに夕陽に照らされた。でもその影は薄くって、暗くって、不確かで、曖昧で、ただ揺らめいていた。それは聞かないで欲しかったな、なんてなぜか分からないけど、そう思ってしまったんだ。
7/22/2024, 1:29:19 AM
今一番欲しいもの
夏休みまでもう少し。暑くて青くて、かき氷が美味しくって、木陰で休んだりして、海に行っちゃったりして、でも貴方と会う約束なんて無い、夏休み。貴方が欲しいとは言わないから、時間が欲しいの。貴方との。夏休みまでもう少し。
7/20/2024, 4:28:16 PM
私の名前
和風の音の響が好きだ。色彩や季節、事柄を表す和名。全てが私を射貫いた。