願わくば、願わくば。何度祈ったか知れない。通じた祈りはひとつも無い。
天に祈っても変わらない。あんたに降りかかる災厄は減らないし、訪れる幸運も増えない。
世界に祈っても変わらない。あんたを取り巻く環境は変わらないし、他人の心も変えられない。
あんたに祈ってもあんたは変わらない。俺の話を聞きこそすれ、怒ろうと訴えようとあやすばかりで、肝心の願いを聞き入れはしない。
俺の願いが届いたのは俺だけだ。諦め方を身につけて、無視することに慣れて、折り合いを付けるのも上手くなった。願わくば、あなたの邪魔にだけはなりませんように。
どうせ今も他人事なんだろ? そう、あんたの話をしてんだよ。これは何度目の祈りだろうね。
お題:届かぬ想い
ハレの日なんて俺の人生には無かったけど、そんなものなくても大丈夫。あんたがいるなら毎日晴れの日。あんたが晴れなら俺も晴れ。
ハレってそういう意味じゃないって? でもあんたがせっかく「晴」なんて名を冠してるもんで、つい言ってみたくなっちゃった。
あんたは太陽。顔さえ出してりゃそれで晴れ。笑ってるんならもっと晴れ。晴れたくない時は俺に言って。雲代わりなら俺がやるから。その分俺は、1番晴れてる場所を貰うけど。
何度でも言う。あんたのおかげ。あんたがいるならケの日も快晴。
お題:快晴
遠くの空はあんまり見えない。言ったってここ、一応住宅街だし。よそん家の屋根で縁取られた空は、まぁ街一つには妥当なサイズ。
知らない土地なんかに思いを馳せることは無いけれど、あの人の故郷なら知ってみたい。
どんな場所でしたか? 此処とは違う場所でしょうか。「雨」を意味する名前の貴方は、どんな空模様と共に育ったのですか? 言いたくないなら構わないので、無理に言わないでくださいね。
あの人が見て育ったのは、きっとどこか遠くの空。いつか見てみたいけど、そんな我儘言う気はないから、勝手に思いだけ馳せておく。
お題:遠くの空へ
※未書
お題:言葉にできない
※未書
お題:春爛漫