もしもし? 今どこ? ……うん、うん。あははは、やっぱりね。いや、そういえば「ところにより雨」とか天気予報が言ってたなって思って。で、空見たらそっちの方すごい色だったから。そうかなって。うん、迎え行くよ、待ってて。ううん、こっちは降ってない、大丈夫。あ、でもこのまま行くから、傘一本しかないけど文句言うなよ。わざわざ家帰んのやだし……あはは! まぁそれはそうだね。てか、不用意な方が悪いんだからそもそも文句言われる筋合い無いし。うん、うん。じゃあ今から行くから待ってて。ちゃんと屋根の下いろよ? いや、やりかねないじゃん。うん。じゃあもう向かってるから。また後で。
お題:ところにより雨
特別。特別、ねぇ。
それは誰にとっての特別? 俺? あなた? あの人……それともその他大勢?
俺にとっての特別を聞いてるんだったらやめろよな。そんな質問、答えは分かりきってるんだから聞くだけ無駄だろ。
ああ、このあたりで有名人の某彼じゃないよ? 「その他大勢」にとっての特別、漏れなく全員に愛される、みんなの太陽こと、彼。彼じゃありません。もちろん俺も彼のことは良い人だと思うけど、残念、俺の太陽は違う人です。思ってた答えじゃなかった? うそつけ、知ってたくせに。
さて、では、俺からも質問です。俺の太陽こと、特別こと、あなたは。
一体いつになったら、ご自身が俺の唯一無二であると、認めてくれるのでしょうか。
お題:特別な存在
だってバカみたいじゃないか、俺ばっかり気にして。自分のこと散々に言われてんのにあんた自身は知らん顔。「気にするな」ばっかで俺が怒ることすら許してくれない。そりゃあんたが「怒るな」って言うなら怒らないけどさ、言い返すくらいは良くないか? ダメ? だって向こうは明らかに言い過ぎだし、言ってることもおかしいじゃんか。だから、「事実っちゃ事実だろ?」じゃないんだよ、おかしいだろ、受け入れんな。俺はあなたがそんな風に蔑まれるのは我慢ならないって言ってんだよ。
好きにしろって一言言ってくれればそれで良いのに、最終的にあんたはいつも「面倒だから放っとけ」で片付ける。そう言われたら大人しくするしかないんだ、こっちは。面倒かけたいわけじゃないんだから。ズルだ。
くそが、まるで俺がバカみたいじゃないか。俺の怒りは真っ当なのに! 家に帰ったら覚えてろよ、溜まった怒りを大爆発させてやる。言われた通りその場は我慢したんだから、それくらいは付き合ってもらうからな!!
お題:バカみたい
二人でいることの何が悪いんだよ。二人「だけ」とか、二人「しか」とか、まるで二人じゃ足りないみたいじゃないか。俺はそんな風に思わない。なにがなんでも一緒にいたい人がいる。その人と一緒にいられる。なによりの贅沢じゃないか。
だからそんなの、余計なお世話だから黙ってて。他人がどう思ってようと、悪意なんて微塵もなくとも、「二人ぼっち」だなんて言われる筋合いはこれっぽっちも無い。
「二人ぼっち」じゃ寂しいなんて、知ったような口を効くな。
お題:二人ぼっち
夢のような日々? 確かにそうかも。身の丈に合わないラッキーとハッピーを手に入れて浮かれて暮らすのは楽しいからオススメ。夢の中と同じくらいなんでも上手くいく気がする。
でも夢じゃないから、なんでもは上手くいかないんだよなぁ、これが。所詮はラッキー。いつかは尽きる。いつかは現実に戻らなきゃいけない。今じゃないだけで。
この「今じゃない」ってのが問題でさ。まだ見ていられる素敵な夢に、自ら別れを告げられる人なんている? いるならその人は相当出来た人間だね、俺には無理。
分かってるよ? 早く現実に戻らなきゃ、ラッキーが尽きた瞬間この夢は悪夢に転落する。俺の夢の中にいる君も道連れだ。早く別れを告げなくちゃ。
だから明日。明日こそは。次こそは夢を見るのは止めるから。
だから今日までは。今だけはまだ夢を見させて。
お題:夢が醒める前に