なんでなんだろうね。

大事な人ばっかり先にいなくなっちゃう。

「え、なんで居るの。」


「…来ちゃった。」

いつか死んだ友達が今、目の前に、いる。







ちりりりりりり…

もう、うるさいなぁ。
半分意識が無い状態のまま、目覚まし時計を止めた。

…あれ。あの子が居ない。


「…夢か。」



…もう、目が覚めなかったら良かったのに。

「ずっと夢、見ていたかったなあ。」

もうすぐ12時。
針がどんどん進んでいく。


そして12時。

「ハッピーニューイヤー!!」

彼女がそういった直後、俺は彼女の甘いキスを落とした。

「冬はやっぱりみかんだよね〜！」
そう言っている君。
そんな君に、俺は、みかんのように甘酸っぱい恋をしている。

プレゼントは君が欲しいな。