初恋の日なんて
もう、覚えてないや
あんなにキラキラして見えた恋。
今はドロドロと重たいイメージだ。
私を愛して。
愛する力を失ってしまった
私を助けて。
初恋の日
明日世界が終わるなら
私はきっと
父と母と姉と兄と友達に会いに行く
明日世界が終わるなら
私はきっと
先輩と後輩君に抱かれに行く
明日世界が終わるなら
私はきっと
私を裏切った旦那家族と
旦那と相手女性を
包丁で刺しに行く
明日世界が終わるなら
今日の夜はよく眠れそうだ。
さようなら
ありがとう 終わらせてくれて
明日世界が終わるなら
ここだけの話
いけない遊びをした
二人だけの秘密ごと
相手を変えては
秘密が増える
内緒だよ?
二人だけの秘密
私の職場で働いていた
8歳年上の先輩は
気さくで優しく厳しく尊敬できる先輩。
まるで白馬に乗った眼鏡の王子様。
先輩が退職し3年がたった。
私が結婚し離婚の話が出ていた時。
先輩に連絡した。
離婚のこと、不倫されたこと。
先輩は優しかった。
二人で会うようになって
だんだん距離が近くなってきた。
私は疑問には思ったが嫌ではなかった。
ずるずると
名もない関係になってしまった。
優しくもあり、厳しくもある。
気まぐれに連絡される。
都合がいい後輩になってしまった。
私からは連絡はしない。
先輩には家庭があるから。
私には築けなかった、温かい家庭が。
先輩からの連絡で一喜一憂。
今日あったことを話す日もあれば
会えるか聞かれる日もある。
あぁ、私は誰の一番にもなれない。
もう、都合よく優しくしないでほしい。
優しくしないで
風に乗って
私は空を旅をしたい。
知らない土地
知らない店
知らない人
全てをやり直したい。
そう、全て最初から。
風に乗って
悲しみも憎しみも
飛んで行け。
全て飛んで行け。
飛んでって、あの人達に
ぶつかってしまえ。
消えてしまえ。
何もかも。
失くなればいいのに。
風に乗って