NoName

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3/26/2023, 10:53:08 AM

ないものねだり。

そこに無いものを欲しがる。


…全て、この世の全てが欲しい。

ないものねだり。

独り言を聞かれた。

「え、何。怖。」

怖い、か。
本当の事言っただけ。

この世の全てを自分の物にすれば…

何もかも自分のしたい事ができる。

だけど、これも、

ないものねだり。

3/25/2023, 4:49:20 PM

好きじゃないのに!


…私は琥珀。

で、私の隣にいるのは春斗。

「なぁ、琥珀ってさ、いつも何考えてるのか分かんねぇよなw」

春斗の友達、碧。 あおって読むの。

碧くんは、いつも私に聞こえるように、
嫌がらせしてくる。

「やめろよ。琥珀が聞いてる。」

私は一瞬、自分の名前を呼ばれて、びっくりした。

体が反応しちゃった。

私は、陰キャ?で、友達は居ないの。
だから、名前を呼ばれただけでビクってしちゃう。

あぁ、春斗くん、また私のこと庇って。
私なんか嫌がらせ受けたって平気よ。

でも、春斗くんに、守って欲しいな…

私、なんて事考えてるの!?

春斗くんなんか、好きじゃないのに。



あー。もう休み時間終わったよー。
最悪ー。

また、そんな女子の声。

汗だくで帰ってくる男子。

女子達が、「男子ってなんでそんな汗だくで帰ってくるんだろーね。w」

と、話してる。

いつもの日常。
いつもの風景。
いつもの…

今日は、いつもと違った。

春斗くん…?

私は窓から外を見てたのに、横に春斗くんがいる。

私は急に春斗くんが来てたから、びっくりした、
思わず、声を出しちゃった、
「うわぁ…!あ、、春斗くん。」

もう…恥ずかしくて、顔真っ赤になった…

「何?w俺がイケメン過ぎて照れた?」

「え、?違う、そんなんじゃない。!」

「ww知ってるよ。チャイムなったからまたね。」

…?春斗くん、何をしたかったのかな…?

少し困惑しちゃった。

あ!ヤバい、授業遅れる!!




「ねぇ、琥珀?」

あれ、春斗くんどうしたのかな、

「何?春斗くん。」

「琥珀って、俺の事好きなの?」

「え!?そんな訳ないでしょ!
私の事、春斗くんまでからかうつもり?」

あ…やってしまった。キツく言い過ぎ。

「そっかぁー。変な事聞いてごめんね。」

「俺は好きなのに」

え、小さい声で聞こえた気がする。
好きじゃないのに…
好きじゃないのに…


好きになっちゃうよ…