子猫-(11/15)
お題とは違うが、話さないと心が爆発しそうなので、書かせてもらおうと思う
実母とは2ヶ月に1回会っている
母の受診の、付き添いの為だ
いつも見ていると気付かないものかもしれないが、定期的な間隔をあけて会っていると、その変化に気付く
(認知、進んだ気がする。。)
そう思った
2ヶ月で変わるものなんだな。。
複雑だった
実父は他界し、私はひとりっ子
彼氏も配偶者も友人もいない
親戚はあてにならない
この先きっと、
「あんた誰やったかな」
と、言われる日がくる
それでも長生きはして欲しいが、やはり今後認知症が進んでいくことを考えると、苦しいものがある
同じような境遇にある人でないと、この気持ちは分からない
普通に生活している人からの、慰めや共感しようとする言葉は、決して嘘では無いだろうが、そこには心から共感する力なんて無い
いや、そもそも全く同じ境遇にいる人なんていないんだから、分かってくれる人なんていないんだ
わたしはひとり
この先どう生きれば良いのか
最後に自分自身の事で泣いたのはいつだったか
涙も忘れた無感情のわたし
秋風-(11/15)
秋風と言うよりも、もう冬の木枯らしだ
季節が無くなったと言うが、確かに夏と冬しか分からなくなった
時期に咲く花
それらで、短い季節を堪能する
春と言えば桜
秋と言えば秋桜
温暖化とやらでも、春夏秋冬は無くさないでほしい
スリル-(11/12)
自分は死ぬかもしれないと思った時
スリルを感じる
自傷行為を行う瞬間
スリルを感じる
「スリルとは、自分の安全が脅かされるような気がする場合に抱く恐怖感や不安感をいう」
だけど私にとってスリルとは、恐怖でも不安でも無い
開放感と安心感
飛べない翼-(11/11)
錆れた城
その中で籠城するは
「天使」か「悪魔」か
遠く小さく見える窓を破り、この場所から抜け出したのなら、自由は待っている?
しかし、この翼は動くのだろうか
この、小さな羽は自身を持ち上げてくれるのか
今はまだ
もう少し先になりそうだ
ススキ-(11/10)
あの子は泣いていた
ススキは夕日に照らされ、辺り一面黄金色に包まれている
その中を、涙でしゃくりあげながら歩いている
向こうから、ススキをかき分けこちらにやってくる貴方はだぁれ?
顔が見えない
怖い
彼女の持っていた宝物を、その人は奪う
やめて
それをどうするの
私の、大切な大切な存在なの
--そこで目が覚める
頬には一筋の涙
あの子はあの後どうなったんだろうか