私の大事にしたいもの。
かけがえのない存在。
それは、中学校の時の生徒会メンバーだ。
今でも毎日のように連絡を取り合っている。
何でも兄弟のように話せる3人だ。
2人は、私の結婚式に来てくれるらしい。
嬉しさのあまり、「私も絶対に行く!」
と反射的に言ってしまった。
実際に今日も、20時30分から電話することを約束しているのだ。
でも、その話が出たのは今から2時間前くらい。
そんな行き当たりばったりな関係性が、私は大好きだ。そして、今とても楽しみだ。
この関係性がいつまでも続きますように。
永遠の親友。
先生と電話した日。
体育祭のことについて話すという口実で、中学校の先生と初めてLINE電話をした。
体育祭について話した後は、高校の話や将来の話について沢山話した。
楽しい時間を終わりにしたのは、
11時すぎになって先生が発した、
「明日学校だしね! そろっとだね。」
という言葉だった。
この時間が永遠に続いてほしかったな。
そう思いながら、そしてまた先生と電話できることを期待しながら、先生との別れを告げた。
夏休みのある日の夜。
私はペルセウス座流星群を見るために、高い場所に母と車で行った。
そこから見えた景色は、別世界のようだった。
そう思った瞬間に、星が流れていった。
見渡した先は、一面のひまわり畑。
どこまでもどこまでも、ひまわりの黄色と空の青が続いている。
私が訪れたひまわり畑には、写真スポットとして白いドアが設置されていた。
きっと、ドラえもんの「どこでもドア」のようにして写真を撮るのだろうな。
そう思い、そのドアを遠くから眺めていると、麦わら帽子を被った5歳くらいの女の子が、その子のお母さんらしき人と一緒に、ドアに近づいていった。やはり、私がさっき予想したようなドアを開けるポーズをしていた。
「はいチーズ! かわいいねぇ。」
お母さんの友人らしき人が、微笑ましい親子の姿をカメラにおさめていた。
いつまでもいつまでも、女の子のまぶしい笑顔と、お母さんの優しく凛とした微笑みが続いていくことを、私は静かに願った。
部活帰りの空は、鏡のように私の心を写しているみたいだ。
今日は上手くいかなかったな。
先輩に沢山迷惑かけちゃったな。
そんな日は、必ず空が泣いている。
気持ちが落ち込んでいるのに、空もどんよりしていたら、もっと悲しくなってくる。
でもなんとなく、空は私の心に寄り添ってくれている気がするのだ。
何度落ち込んでも、何度泣いても、ただ私を上から見下ろしているだけ。
そんな空が、私は好きだ。