夜明け前
なんだか寒いな……
寂(さみ)しい
寒(さむ)い
でも、陽のあたる場所に居るから暖かいような、
それでも陽光はずっと、続くとは限らないし、その可能性は零に等しいだろう。
私は右手右腕を左の上腕に、左手左腕を右の上腕に交差させ、足をくの字に少し曲げ、内股になる。
崩れそうな足を、何とか支える。
その後の話なのだが、それを思い出した時こう思った。「自分は、なんて滑稽なのだろう」と。
何故だと思うのか分からない。一時の感情だとしても、そう思わざるを得ない。
それを話そう。
とある公園にて、私はやっとの思いで見つけたベンチに座りました。
1人の公園ですが、それはとても、とても、とっても心地いいものでした。
世界に1人だけしかいないような。
人が与える温もりも、人が奪う幸せも、損得も無い。
本当の意味で平和な時間でした。
絵を描いたり、寝たり、文を書いたり、空想の世界に浸ったりしました。
そうしてるうちに夜が明けてしまい、非常に残念な気分になりました。
しかし、肌寒いだけです。
私は、体を起こしてひび割れそうな指と手足を動かしてどこかに行きました。
考えれば考えるほどに、歩く速度も遅くなるので、なるべく考えないようにしました。
……あれ、家はどこでしたっけ
でも、夜明けの空は、儚げで美しかったのです。
世界に一つだけ
そう思ったものは、他にもあるかもしれない。
けれど、自分がそう思うならいいんじゃないか。
ポジティブにもネガティブにも考えても。
さよならを言う前に
君は電車に乗る前に言った
「いままでありがとう」
僕は君に言った
「いかないで」
でも、君は微笑むだけだった。
それは、まるで全てから開放されたかのような、
でも、少し寂しいような
さようなら。そう言って飛び乗った
空模様
雨が降っているのに、本を読まずに居る。
カミソリを腕に押し付けようとした時、ふと太宰治の本の文字を見た。
それだけで満たされるのである
所詮悩みなどそのくらいだ。
雨も、慣れればただの水遊びです。
心の健康
私は至って普通のキチガイだ。
剃刀を腕に押し付けるだけの人生だ。
痛いのを避けるだけでいいじゃないか。
自分の振る舞いに疑問を覚える事を忘れるためには、剃刀が必要不可欠だ。
しかし、世の人は此奴を止めるだろう。
その方が余っ程のキチガイだ。
あぁ!それはまるで過保護には届かないが、自分のプライドを守る為の自己中野郎!
―――正義や悪なんかは私には分かりません。
分かりたくもないのです。
全ては正当化なのです。
悪も正義も正当化すれば正義になり得るのです。
この世界に正義も悪もないのです。
あるのはただの腐った正義と呼ばれる腐肉の大地。
悪と呼ばれる腐臭の空。
なぜ大地なのか、お教えします。
この世に!美しい人間など居よう筈が無いのです!
全ては自分の意思!自分の我儘!!!
腐肉が増えに増えている。インターネットで、言葉で、行動で、いや、その存在そのもので!!!
ということでございます。
健康というものは健康ではありません。
健康かどうかは自分で決めることでございます。
正義や悪は、大衆が決めて仕舞えますが、
健康か不健康かは自分で決められるのです。
心?体?どちらでもいい、自分でお決めになりなさい。