あの時、あの輪の中に入らなかったことを私は後悔してる。
結果は同じかもしれないけれど、少しでも君に近づけたかもしれない。あんな奇跡は、きっと二度と起こらない。
それでも君に出会えてよかった。
君との縁をくれた私達の神様に心から感謝してる。
ありがとう
いつか君にも言えたらいいな。
風に身をまかせて
ふわりと何処かへ飛んでいきたい
だけど行くのはいいとして
帰りは風まかせにできないから
自分の足で歩いて帰ろう
失われた時を求めて
という小説の中にマドレーヌを紅茶に浸して食べたら子供の頃の記憶を思い出したって場面があるんだって。
昔、アニメのちびまる子ちゃんで花輪くんが言ってた。
子供のままでいたいとか
子供の頃に戻りたいとか
そう思ったことはあるけど
無いものねだりなのか
子供の頃は
早く大人になりたい
と思っていた
どうしてそう思っていたのか
理由はいろいろあった気がするけど
自分だけでは
自分たちだけでは
遠くへ行けないことが
とても不自由だった気がする
遠くへ行くには
大人の許可が必要で
大人が一緒じゃないと
行っちゃいけないと言われた
大人になった今は
1人で電車に乗るし
1人で車を運転するし
1人で飛行機にだって乗る
自分だけで
自分たちだけで
遠くに行くことができる
そう思うと
大人でいるのも
案外悪くないのかも
愛してる。
大好き。
愛の言葉はさまざまあると思うけれど、昔に見たドラマの台詞で印象に残っている愛の言葉がある。
君は間違ってる。
キャリアを捨て一時の感情で違う道を選ぼうとする女性へ向けた言葉だった。
数年後、彼は罪を犯してしまいその罪を彼女が暴く。彼女が気付くように彼はわざと嘘をついたのだ。どうしてそんな嘘をついたのかと問う彼女に彼は言う。
君に間違ってると言ってほしかった。
それによってようやく彼女は、かつての彼の言葉が自分への愛の言葉だったと知る。