【君に会いたくて】
君に会いたくて会いたくない。たくさん傷つけ傷つけられてきたあの子の顔。
何かあるたびにパッと浮かぶのは何故?
連絡は途絶え、今何をしているのやらまったく分からない君に会いたいけれどそっとその気持ちを抑え込む。
「どうして」
どうしてなんだろう、気づいたらいつも何もせずに一日が終わっている
【ずっとこのまま】
ずっとこのままでいたい私といや早く成長しなきゃって私が常にいる。
「寒さが身に沁みて」
寒さが身に沁みる。
手袋の中の手が凍っているのではと疑うほど冷たい。
でもココアの温かさも、鍋をやるときの家族の温かさ
も身に沁みる。
テーマ 20歳
昨日形式的に20歳になった。
たくさんの人から「おめでとうございます」と言われたので、
その度に「ありがとうございます」と頭を下げた。
「でも20にしてくれたのは周りの人でしかなくてただ私は存在しただけなんだよ」という言葉はぐっと飲み込んだ。
10歳の頃、二分の一成人式で絶望したことを思い出す。
「もう10年が終わったのだ。何も始まってなどいないのに」どこか冷めた気持ちでそう思った。無力なのに祝われても嬉しくなかったし苦しかった。
その頃からいじめが始まり、男子のからかいの対象となった。上級生に目を付けられてから通うはずだった公立中学に憧れが消えて中学受験をした。
中学受験をした先は地獄だった。小学校のいじめがいじめに思えないくらい。話し方、声、顔、性格、下ネタが言えるか否か、流行にのれるか否か。そんなちっぽけなことで判断される小さな世界だった。いじめに加担してしまったこともあったし教員の贔屓にされてさらにクラスメートとの溝が深まったこともあった
高校に進学してからはスクールカーストの落ちこぼれになった。部活のクラッシャーになってしまいそれでも皆勤賞欲しさに学校に通った。
なんとか卒業した。そこからの2年は過去との戦いだった。何をしても過去が追いかけてきた。そんな苦しみに耐えて今20を迎えた。
20になるってすごいことだと思う。
精神的にも金銭的にも自立などまだできていない。
とてもとても幼い私。
20ってもっと大人だと思っていた。
10の時も思ったことだけれど。
空っぽな自分にとって20とはスタートライン。
良いゴールテープを切れるように精進しよう。