「叶わぬ夢」
たくさん
ゆめをもった
でも
あれもこれも
ゆめをすてた
だって
あなたが
かなえてくれるていったのに
ひとつも
かなえてくれなかった
なんで
わたしのゆめを
かなえてくれなかったの?
「毎日毎日構ってやらねぇと五月蝿ぇ女なんだよ。
今日のやりたいこと(夢)はこれだとか明日はこれだとか云うくせに
当日になると前日云ったことと違うしよ。だから、×××してやったんだ。駄目元で×××してみたら結構欲しがる奴居たしよ。早く×××した方が良かったな。」
わたしのゆめ
いまのひとも
かなえてくれない
わたしをかってくれたひと
わたしが
いまのひとの
ゆめをかなえてる
あぁ…
きょうも
またをひらいて
あらゆるばしょに
えきたいだされていく
わたしのかなわぬゆめは
わたしをかってくれたひとの
ゆめを
かなわせるゆめになった
「心のざわめき」
「みぃつけたぁ」
低音の声が聞こえたらその場所からお逃げなさい
心のざわめきを隠してお逃げなさい
「花の香りと共に」
優しい甘い匂いがする
そうか
もう
君は間近に来ているんだね
「君を探して」
一定の場所に居たかと思えば
あちらこちら
ふらふら ふらり
姿を見せたかと思えば
チラチラ
見せたり隠れたり
君を探すのに
どの位の時間が経ったのだろうか?
未だに見付からない
探して続けてるけど
何処にいるのだろうか?
君と云う
君を探して
「透明」
不純物が混じった不透明感のある瓶の破片は
透明の姿にならなくても、研磨して
水を入れてしまえば透明の瓶に変わる
「終わるに初まる」
或る部屋の中で、脳波計測器と心電図とパソコン三台が並べられ
白衣姿の五人の男が目の前で行われている行為を冷たい眼差しで見ている。
視線の先には、背後位の体勢で一人の白衣の男が
青年の菊○に逸物を抜き差しを続けている。
リズム感のある濁った音が、青年の菊○と男の逸物の間から漏れ出す。
青年の視線は朦朧としている。全身には打撲傷に注射器の跡。
「開発中の坐薬とクスリの効果はどうだ?」
長身で黒のスーツ姿の男は、青年と交わっている研究員に問う
「駄目ですね。投与した後は、一度締め付けは強くなるんですけど、
緩くなりますね。液体の方もすぐに引いてしまいます」
「そうか」
やりとりしている間に青年の身体は小刻みに震えだし
己の逸物の先から乳白濁色の液体が溢れ出す。
その反応に脳波計測器と心電図のデータがパソコンの画面に映し出された。
「少ないな。反応も遅い。号を試すか」
画面に映し出されたデータを見たスーツ姿の男は胸ポケットから
小さな黒のケースを取り出した。
中には黒い色をした坐薬と注射器。
ケースから坐薬を取り出し青年の菊○に挿入した後、
注射器の針を青年の腕に刺した。
暫くすると青年の身体は小刻みに震わせ、スーツ姿の男は腕時計の針を見た。
「もう一度狂わせろ」
先程、青年と交わっていた研究員とはまた別な研究員がズボンのホックを下げ、
逸物を出し青年の菊○に挿入した。
青年は小さく喘ぎ声を出し、研究員の首に腕を回した。
「これ、いつまで続くんですかね?」
パソコンを操作していた小柄の研究員はスーツ姿の男に聞く。
「さぁな?上層部が求めるデータが取れない限りは、
新種のクスリの開発と治験は続くだろうな。
終わるに初める。だ。」
「どう云うことですか?」
「終わりにしてまた初まるの新薬作りの繰り返し。
追加の坐薬とクスリを置いていく。あと、あの治験体はどれぐらい持つ?」
「大分意識が無いようですから…2時間て所です」
もう一台のパソコンに映し出された脳波のデータを見ていた研究員は答える。
「2時間か。事が切れたら連絡をくれ。次の治験体を送る」
長身のスーツ姿の男は腕時計の針を見た後に
先程までの研究員との交わり間の脳波や心電図のデータを印刷した紙を受け取り長身のスーツの男は部屋から出て行った。
部屋にはデータを記録するパソコンのキーを打つ音
それから、青年の息の切れたら喘ぎ声が響き
終わるに初めるから三人の研究員との交わりが続いた…