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2/13/2025, 11:48:35 PM

「そっと伝えたい」

「アナタに伝えてなかったけど、
実はワタシね、
◆◆◆◆なんだよね

面向かって云うことでもないからさ、
そっと伝えたいからメモ紙に書いておいたからさ、
あとは宜しくね。」

彼女からのメモ紙はノートの端切れとかに書かれた訳じゃなく
壁一面に書かれていた。これはメモ紙のレベルじゃないだろう。

僕は壁一面に書かれた彼女からそっと伝えられた
伝言通りの行動を取り、壁一面に書かれた
彼女からのそっと伝えたいことを消した

言葉通りにね。

2/13/2025, 3:08:18 AM

「未来の記憶」

ワタシはまだ未能力ロボットだから、わかりません。
あるじさまにはみらいのきおくはあるのでしょうか?

みらいてなんですか?このさきのはなし…
ワタシは…

「君にもいつか未来を見れるようにするよ。
今は難しいけど、未来を見れるようになったら、何をしたい?」

━わたしはあるじさまといっしょにでかけたいです━

それが
ワタシの未来の記憶です

叶うことはなかったけど、未来の記憶は見れました

主様と一緒に過ごした記憶と
未来の次のワタシ単体の記憶は
未来の記憶として繋がり続いていく

2/11/2025, 11:03:44 PM

「ココロ」

涙は出ないし声も出せない
SOSを出しても
誰も気付いてくれない

重くて脆くて
すぐに壊れてしまいそうなのに
たった一言やちょっとした行動で
壊されるのも救われるなんて紙一重だね

2/11/2025, 3:31:13 AM

「星に願って」

あの方と和合出来ますようにと小さな星に願うのは
盲目の女

一攫千金と小さな星に願うのは友人に騙され一文無しになった男

美貌が欲しいと小さな星に願うのは大富豪の妻

些細な願いから欲望までの願いを叶えるのは小さな星に願い

或る町に流れる小さな星は好き勝手な欲望に堪忍袋が切れ
些細な願いには叶え
欲望だらけの願いには
真逆な願いを叶えたと云う言い伝えがあるそうな

それからその町では小さな星が流れる日が訪れたら
夜は家に引きこもり空を見上げることなく1日を過ごすことを
命じているそうだ

2/9/2025, 10:38:37 PM

「遠く」
遥か彼方の遠くにありそうで
遠くなさそうな新時代は
どんな世の中になっているのでしょうか?

「君の背中」
君は
いつも背中に
柴犬をおんぶさせてから
出勤していく僕を見送るのが日課だ

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