「哀愁を誘う」
廃駅になったベンチで
誰にも見られることなく
色付いていく紅葉に
漂う哀愁の朝露
錆びたベンチは
雀たちの井戸端会議場になっていた
朝露に濡れていた錆びたベンチは
解体されていく
「眠りに付く前に」(一行詩)
今日一日の出来事を振り返ることもなく床に就く
◆
深酒をして紫煙を漂わせて浅い眠り
「鏡の中の自分」 (一行詩)
鏡は着飾りした姿を映すけどココロまでは映さない
◆
鏡の先にいる私は私に問い掛け替わる姿は変わり替わり
◆
仮面を着けた私は見えなくて仮面の姿のまま一生終える
「永遠に」(一行詩)
永遠に悪事だらけが蔓延する世界
◆
愛に永遠には要らない月曜日の朝にさよならを
◆
永遠に?永遠と?無くならない金を
◆
永遠に命が伸び続けて死を求める
◆
永遠に続けてしまう収集と蒐集の沼よ
「理想郷」
理想郷を作りました
小さな盆に自分が理想像とする社会を
憎悪ばかりが産まれる
現実から目を背け
小さな理想郷に逃げ込む
理想郷なんて何処に作っても
憎悪が蔓延してしまえば
理想郷を作ったて意味が無い
理想郷の社会なんて
何処にもありゃしないんだ
「懐かしく思うこと」
あの頃が一番燃えていた。
空振りしていてもやる気に溢れていた。
書く為の資料探しに行って値段や在庫の有無に一喜一憂したり
夜中3時までとかに作業してそのまま
学校やバイトに行っていた精神力と体力と気力。
今はもうそんな精神も体力も気力も財力もないのだよ。
あの頃は何故か頑張れたなぁ。
突然と無くなってしまったあの頃の自分。
懐かしは戻らない。
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「懐かしく思うこと②」
平成前期~2000年までの家電やバイクや車のカタログや
携帯電話(orスマホ)などのカタログを眺めると
懐かしいのもあれば、「こんなの販売してたのか?」と
販売すら知らなかったモノに出逢い一つの知識を知る。
カタログはメーカーの歴史で
そのモノの歴史でもあると思う