「夜明け前」(一行詩)

ベランダで夜明け前の一服
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日の出入り待ちに甘酒を飲む夜明け前
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消灯夫の夜明け前の準備は忙しい
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群青のグラデーション
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夜明け前に帰るから朝帰りじゃない

「本気の恋」

惚れた
惚れた腫れたが
惚れた腫れたが
惚れた腫れたが
惚れた腫れたが
惚れた腫れたが
惚れた腫れたが
淡いココロ
行為の意
乳白濁色の糸
金(きん)の糸

柘榴を膨らませて
茎が尽き果てるまでと

ナカで這いずり回り
ナカで乳白色濁色の糸が溢れ出して

最後に本気の賽の目を振った
最後に本気の賽の目を振られたのは

だぁれ?

「カレンダー」(一行詩)

日付と財布とにらめっこしている
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日付に丸つけて予定を書いても大体潰れる
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書かれた予定はその人の暮らしぶりを映している

「喪失感」(一行詩)

以外な形で アナタの壊れてしまった姿に
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ずっと其処に居るものだと思っていたのにね
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気が付いたら 無くなっていた もう無理なんだ

「世界に一つだけ」(一行詩)

世界に一つだけしかない世界に一つ戻る
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世界に一つだけなの？本当に？
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世界に一つだけあるのは一体なんだろうか？