「これまでずっと」(一行詩)
これまでずっと黙ってて御免
「実は雌なんだよね」とふっくらお腹を見せてきた野良猫よ
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これまでずっと居てくれてありがとうな 俺の在籍よ
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これまでずっと避けてきたモノはこれからもずっと避ける
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これまでずっとあったモノが急に居なくなって買えずにいる
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もう無理なんだとこれまでずっと騙し続けながら使っているテーブル
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これまでずっと使っていたガラホ この先も製造続けてくれ
(遅い七夕願い)
「1件のLINE」
1件のLINEで
お友達作りもお金作りも手に入るし(かもしれない)
人生においての喜怒哀楽も天国と地獄も味わえる
全てがこれ一つで成り立っちゃうて
便利だよね。怖いよね。得るのも失うのも。
「目が覚めると」(一行詩)
寝違えてバイトに遅れる
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ふと目が覚めるとねこたま
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目が覚めると生きてるなぁ…
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群青の空の世界に目を奪われて
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異世界でもなく幻想世界でもなく 押し入れの中
「わたしの当たり前」
難しいよね。
社会的ルールに一般常識があっての当たり前。
その縛りの中で自分の当たり前なことが理解されるか否か。
Myルール・ルーティンみたいなものだと
理解して宜しいのでしょうか?
改めて「わたしの当たり前」と聞かれるとなんでしょうかね?
日常的生活においてそのようなものを設けてないと云いますか、
無自覚に近いので回りから云われて気が付くこともあるので、
「それ」が日常的行動における
「わたしの当たり前」の行動になるのでしょうか?
「街の明かり」(一行詩)
瓦斯灯に照らされた午后伍時の急ぎ足
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橙色の灯に導かれて探し出す アナタの姿
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揺れに怯える3月11日の街の灯りは消えて
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ネオン街の明かりに惑わされぬように
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街の明かりは幾らぐらいするのでしょうか?