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7/3/2024, 3:16:48 AM

「日差し」(一行詩)
日差しに照らされる硝子玉の陰
      ◆
錦玉羮を硝子瓶に閉じ込めて
      ◆
大正浪漫硝子の陰に日差しの悪戯

7/1/2024, 2:59:01 PM

「窓越しに見えるのは」(一行詩)

上げ下げ式窓で見えるのはサクラサクラ桜の花弁よ

真夜中のニャルソック出動は窓越しに

丸窓越しに見えるのは蛇の目傘の細雪

覗き窓越しに男女のアレヤソレヤ

6/30/2024, 1:07:22 PM

「入道雲」(一行詩)
先の目先に入道雲 雨門が開く

空に雷様の御出座し御出座しよ

「赤い糸」
アナタの身体から
全ての赤い糸を取り除いたら動かなくなっちゃった
アナタにとって「赤い糸」は大事なモノだったんだね。

6/28/2024, 9:51:31 PM

「夏」(一行詩)

デッキブラシは夏の思い出か道具の一つに入る訳で
        ◆
タコ焼きをアテに冷酒を飲み干す

炎帝の元で冷や甘酒のかき氷を食らう
        ◆
少年の夏の盛りはカブト虫と野球帽子

6/27/2024, 1:21:24 PM

「ここではないどこか」(一行詩)

彼女の視線はここではないどこかを見ている
        ◆
彼の体はここではないどこかを向いている
        ◆
紙の上のペンはここではないどこかを指している
        ◆
足がここではないどこかを彷徨い続けている
        ◆
文字がここではないどこかを彷徨い続けている

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