7/3/2024, 3:16:48 AM
「日差し」(一行詩)
日差しに照らされる硝子玉の陰
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錦玉羮を硝子瓶に閉じ込めて
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大正浪漫硝子の陰に日差しの悪戯
7/1/2024, 2:59:01 PM
「窓越しに見えるのは」(一行詩)
上げ下げ式窓で見えるのはサクラサクラ桜の花弁よ
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真夜中のニャルソック出動は窓越しに
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丸窓越しに見えるのは蛇の目傘の細雪
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覗き窓越しに男女のアレヤソレヤ
6/30/2024, 1:07:22 PM
「入道雲」(一行詩)
先の目先に入道雲 雨門が開く
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空に雷様の御出座し御出座しよ
「赤い糸」
アナタの身体から
全ての赤い糸を取り除いたら動かなくなっちゃった
アナタにとって「赤い糸」は大事なモノだったんだね。
6/28/2024, 9:51:31 PM
「夏」(一行詩)
デッキブラシは夏の思い出か道具の一つに入る訳で
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タコ焼きをアテに冷酒を飲み干す
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炎帝の元で冷や甘酒のかき氷を食らう
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少年の夏の盛りはカブト虫と野球帽子
6/27/2024, 1:21:24 PM
「ここではないどこか」(一行詩)
彼女の視線はここではないどこかを見ている
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彼の体はここではないどこかを向いている
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紙の上のペンはここではないどこかを指している
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足がここではないどこかを彷徨い続けている
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文字がここではないどこかを彷徨い続けている