7/8/2021, 12:46:08 PM
街の明かりに紛れても
貴女の柔らかで暖かな光は
必ず見つけられる
見渡す限り
星を散りばめたような光の花束は
貴女の手で一斉に
閉じ込められた星が彩るジュエルに変わる
その星に囲まれた貴女は
いっそう輝かしく
その笑顔には
奇跡が閉じ込められていた
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
7/6/2021, 4:29:58 AM
静かな黒の天井で
毎日表情を変える唯一の灯り
変わらない星の光を見ている方が
心には安らぎがあった
幾度と繰り返した
この壮大なプラネタリウムで
月が
綺麗に見えるようになったのは
貴女と初めて出会った
夏の大三角が星空を凌駕するあの夜からだった
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
7/5/2021, 4:26:14 AM
神様だけが知っている
あの風に乗せられた声を
あの虹に繋がる心を
あの月灯りに秘められた願いを
私だけが知っている
この言葉に込めた想いを
この目が捉える先を
この鼓動が続く意味を
貴女だけに知ってほしい
全て
"貴女だから"ということを
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
7/3/2021, 2:34:37 AM
悪戯をした子供のような
笑顔を浮かべる貴女の表情が
雨上がりの雲から顔を出す
夏の日差しと重なって
思わず手をかざすほど
赫々と照り輝き
木の葉から滴る雫も
一瞬一瞬の貴女を映す
輝くダイヤへ変わる
落とすまいと手に受けたダイヤは
生きた私を映した
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
6/28/2021, 5:38:28 AM
もし
ここで貴女と出会わなかったら
ここではないどこかで
出会うことはできたのだろうか
道ですれ違う数多の一だったかもしれないし
生まれる時代が違って
同じ時間すら過ごしていなかったかもしれない
きっと出会ったことに意味はある
無論 この気持ちにも
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字