″やわらかな光″
チュンチュンチュン、チュチュンガチュン
「リズムおかしいだろ。なんだチュチュンガチュンって」
やかましいチュン、早く起きるチュン
「脳内に直でくるんやめて??」
起こしてやってるだけありがたいと思えチュン
「図太いわ〜こいつ、あの日拾ってやった恩を忘れたんか」
もう起こさねーチュン
「すみませんでした起こしてください」
いやだチュン
「マージで起こしてホントに。俺一日中寝てることになるから。人間じゃないけどヒトっぽい生活はしたいじゃん」
おまえ僕が来るまでどうやって過ごしてたんだチュン
「え、あの光で自然に目を覚ませるように浅く眠ってた。でもそれだとあんま寝た気しねーんだよ」
起きたい割に深く寝たいのかチュン面倒なやつだチュン
「まぁね〜。今はお前があの光の代わりってことで」
くさいこと言ったはずなのに内容がダサいチュン
「もっと俺に優しくして!?!?」
″鋭い眼差し″
ジュー
「お、何作ってんの?」
「唐揚げ〜。夕飯は唐揚げがいいって聞かなくて」
「いーじゃーん唐揚げ唐揚げ」
「つまみ食い禁止だよ」
「ちぇー」
「…よし、我らが愛しのお姫さま。今です!」
キラン☆
シュバッ
あーーー…?
「今です!じゃないのよもう」
「ママの目はごまかせなかったか〜」
むぅー…
またあしたちょうせんだ!
″高く高く″
「俺さー、ちょっと前まで鳥になりたかったんだよね」
「へーそうなん」
「でも今は違うの」
「ふーん」
「なんでか聞いて」
「なんで?」
「飛ぶのってめっちゃ大変なんだぜ」
「というと?」
「まず飛ぶためには体重を極限まで軽くしないといけないし、羽をパタパタさせるのってめちゃくちゃ疲れるらしい。しかも着地めっちゃムズい」
「へーそうなん」
「鳥って骨とか筋肉めっちゃ軽いらしいよ、あんま知らないけど」
「あーらそうなん」
「まじで興味無さそうだな」
「だって今僕ら飛んでるんだよ?」
「それはさー、」
実体ないからじゃんよ
″子供のように″
「黙っててよ」
そう呟くあなた
「好きなことは趣味でいいでしょって…もう聞き飽きたよ」
そう駄々をこねるあなた
「趣味で終われないからプロになろうと頑張るんじゃん!!辛いことも苦しいこともそりゃあるよ!?でもだから何なの!その辛さも苦しみも全部私のものだ!勝手に同情して勝手に逃げ道作らないで!!」
「ならば泣き言を言うんじゃありません。しんどい疲れた休みたいと言葉にしてはいけません。今のご時世無理をしてはいけないという風潮にありますね。ですが、それが許されるのは他にもその人の代わりになる人が存在するからです。あなたはあなた以外に代わりがいない存在に自らなりにゆくのでしょう?ならば代わりを求めるような言葉を口にしてはいけません。たとえあなたが壊れる寸前であっても。」
「それでも、あなたはプロになりたいのですか?」
もう、子供のようにはいかない
″放課後″
これが証拠です。
「これは…?」
○○と××が私の体操服をロッカーから出してハサミで切り刻んだ後ゴミ箱に捨てた映像です。
こっちは△△と□□が用具室で私に暴力を奮った時の映像です。
これは○○と△△が私の悪口を私の目の前で言っている音声データです。
そしてこれが、そちらの教師であり私の担任でもある☆☆先生にいじめの件について相談した際、親身になったふりをして結局いじめから目を逸らした音声データです。
「な…!私はそんなことしていない!!!」
今この場においてあなたに発言権はありません。黙れ。
「言葉遣いには気をつけなさい!」
…あぁ、申し訳ありません校長。ではこちらのデータも提供させていただきます。
「これは…?」
☆☆先生が一応とあなたにいじめの件を報告した時の音声データです。
「何故こんなものが…!?君はその場にいなかっただろう!?」
その場に居なくとも録音なんて簡単に出来るんですよ。というか今のその発言でいじめに関して認識していたにもかかわらずもみ消そうとしていたことが分かっちゃいますね笑。
「!!!いや、違う、これは」
繰り返します。今この場においてあなたにも発言権はありません。黙れ。
さて、あなた方はどうやって償ってくれるのでしょうか?教育委員会に言っちゃうぞーってね笑。それはそれで楽しそうですが、先生たちには効果があっても生徒にはあまり効果がないでしょう?私的にはやっぱり、目には目を歯には歯を、だと思うんですよねー。
「何をする気なのよ…!!」
楽しい楽しい放課後の始まりだぞゴミ共