閉ざされた日記
誰にも見せることのできない私の秘密
その時々の想いを綴り、ときには後から振り返ったり…
きっと自分自身をニュートラルな状態に保つための大事なものなのだろう
もし私が日記を書いていたなら、きっとそんな感じかな?というあくまで妄想
私はホントに日記が苦手で書けなかった
そもそもアウトプットが苦手で筆不精
だから私には「閉ざされた日記」をというより「開かれなかった日記」がふさわしいかもしれない
文字に残すと見返すことができるのはとても素敵なことだけど、私の場合は誰にも見せられない私の秘密が万が一にもどこかに漏れたりするのが怖いというリスクのほうが好ましくなかったみたい
すべてを記憶に残すことはできない
今思えば何かしら私の変遷を残しておいても良かったのかな?なんて思うこともある
過去には戻れないけれど
今も記憶に残る愛おしい思い出をいつまで抱きしめていけるだろうか
夢を見ていたい
新幹線に乗って帰路につく
普段ならあっという間に眠ってしまうのに
今日は全く眠くない
さっき観劇を終えたばかりで、どうにも楽しさ素晴らしさがおさまりきれていない
とうとう鞄にしまっておいた公演のパンフレットを引っ張り出す
高揚したこの気持ちと新幹線の揺れをお供に
あと2時間ほどは夢を見ていたい
20歳
はたち
あの頃に戻れたら何をやり直したいだろう?
恋愛?仕事?勉強?
どれかひとつというわけでなく
自分の可能性を広げられるような様々な事やモノに挑戦してみたい
興味を持っていたけれど、自分の気持に蓋をしたり、周りの反応を気にしたり、お金がないとか…自分で勝手に制限をかけて取り組まなかったこと
そんなことはぜーんぶ取っ払って、片っ端から経験してみたい
三日坊主上等!
これまでの経験を通して、いまここにある自分に反省はあるけど後悔はない
けれど想像もつかないような自分も見てみたいし
はたちならそれができるような気がする
いやちょっと待て?
もしかしたら今の私でも出来るかもしれない気がしてきた!
ワクワクする気持ちはいつまでも持っていたい
難しいけどね
幸せとは
朝の目覚めがとてつもなくスッキリしていた時
炊きたてのご飯をはふはふしながら頬張る時
掃除を終えたリビングに大の字で寝転がる時
私が仕事で夫が休みの日、仕事終えて帰ると晩御飯ができてた時(今日がそれ、カレーだった!)
食後にテレビを見ながら睡魔に襲われた時、なんの躊躇もなく即うたた寝できる時
大好きな香りに包まれながらぬるめのお湯に浸かっている時
冬に布団乾燥機でぬくぬくふかふかになった羽毛ふとんにくるまれて眠る時
ささやかだけど私の周りにも何気ない幸せが溢れていた
私にとっての幸せとは…
人と比べることなく自分の心地よいことが積み重なっていくことなのかもしれないな
日の出
毎朝同じ時間に目覚めていると
季節ごとに、またその日のお天気で日の出の変化をつぶさに感じられる
暗くて寒くて、まだ薄暗い空に月が出ていても
雨雲が日の光を阻んでも
必ず日は出る
どの季節より冬の日の出は待ち遠しい