【愛を叫ぶ】
愛と言われると、
好きな人あるいは恋愛関係をイメージする。
愛のつく言葉には、上記を彷彿とさせるものが多い。
けれど愛のつく言葉には、親愛、友愛、敬愛など、
家族や親しい人、友人などを愛する言葉も多くある。
また、割愛や貪愛など事柄についての言葉もある。
他にも自身の好きなものを愛でる事も、推し活する事も
また、愛の形である。
愛は目に見えない。
だから皆おもい想いに愛を叫ぶのだ。
【モンシロチョウ】
周りに人も木もない野原。
そこに一人寝転がる私。
強い風が吹く。
そこで羽を休めていたであろう蝶たちが、
風に押されて舞い上がる。
それは澄み渡った青い空を埋め尽くすほどの白と黄色。
その光景をただただ眺めていた。
【忘れられない、いつまでも】
人は声から忘れるというけれど、きっと本当の事だと思う。
数年経った今でも忘れられない。
君が思い馳せる、そのキレイな横顔を。
その顔に浮かべる憂いを帯びた表情を。
いつまでも、忘れられないでいるのに、
それなのにどうしても声の記憶だけが曖昧で。
けれどきっと忘れない。君がここにいたという事を…
【一年後】
長いようで、過ぎてしまえば短いと感じる一年。
何も考えず時の流れに身を委ねるだけで、日々は過ぎて行く大した趣味もなく、熱心に仕事に打ち込む事もなく。
変化のある日もなく、ただ仕事をし、家に帰ってご飯を食べ、寝るだけ。そしてまた仕事へと向かう。
退屈だと感じる変哲のない日々だけれど、それが一番幸せなのかもしれない。
一年後の自分もきっと、なんの変わり映えのしない日常を送っている事だろう。
【初恋の日】
初恋はいつ?と聞かれるとあまり記憶にない。
だいたいは、保育園の先生とか、近所のお姉さん、クラスメートの女の子だったりする。
じゃあ小さな頃に初恋があったとしても、記憶が曖昧な場合
恋した事ないと言えなくもないのではないだろうか。
部活に勤しんだり、友達とバカばっかりしてきた俺にとって恋とは、縁遠いものだし。
そう考えると俺の初恋の日はまだ来てないのかも知れない…