【明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。】
「明日が地球最後の日です…」
そうテレビが放送している。
こういったものは良く話題になったりする。
そうゆう時だいたいの人が、したい事や食べたい物を言ったりするものだ。この場合、仮定の話だからか答えはありふれたものばかりでつまらない。
本当に世界が終わるとなったら、人は何を願うのだろう。
まぁ、これまでも世界滅亡の予言はたくさんあった。
その度に予言は覆され、私たち人類は次の日を迎えた。
きっと今回もそうだろう。悲観するほどでもない。
願う程でもないが、私は明日からもなんでもない日常が送れることでも願っておこうかな。
【君と出逢ってから、私は…】
君と出逢ってか、私はめちゃくちゃだ。
私以上に私を分かってくれる人。
思考回路が似ているからなのか、
感じ方が同じだからなのか分からないけれど、
君以上に私を理解してくれる人はいない。
何も言わなくても伝わるから、
聞いてほしいと思ってる時は、黙って話を聞いてくれる。
そんな距離感が、心地よい。
けれどそれが時々嫌だと感じる時がある。
逆に、分かるから踏み込まれたり、隠したいのに、秘密にしたいのに、それらを暴かれてしまう。
それが嫌がらせでなく、
私のためだと知っているから怒れない。
私が本気で駄目な時にしかそうしないから。
その君の不器用な優しさに知らず知らずのうちに助けられている私がいる。
まぁ、決してありがとうなんて言ってやらないけど。
【大地に寝転び雲が流れる…目を閉じると
浮かんできたのはどんなお話?】
地面に寝転がり空を見上げる。
小さい頃はあの雲はなんとかの形なんて言ったりして、
遊んでいたものだ。
心地よい風が頬を撫で、暖かな日差しが私を包む。
そんな落ち着く空間に微睡む。
うとうとし目を閉じた時、不意に吠えられる。
びっくりしてそちらを見ると、
犬の飼い主さんが申し訳なさそうに、頭を下げた。
つられて、こちらも頭を下げる。
そんな何気ない日常。
【「ありがとう」そんな言葉を伝えたかった。
その人のことを思い浮かべて、言葉を綴ってみて。】
母なる大地に、母なる海に、
人を生かし育む地球に
大いなる感謝を。
"ありがとう"
そう伝えたい。
【優しくしないで】
優しくしないで、なんて言えるわけがない。
策士の人や、下心だったりで優しくする人は大勢いる。
けれど、彼らがそうでない事は自分が一番わかっていた。
友人としての純粋な心配とかでそうしてくれるのを知っている。だからこそ、そんな言葉言えない。
だから俺は、
心配されるのは好きじゃないだったり、
大丈夫と言い聞かせる様に繰り返したりして、
そうやって見えない壁をつくっていた。
彼らのことが嫌いなわけでも、信頼してないわけでもない。
ただ俺自身が、自分を嫌いだから優しくされると、
その優しさがひどく辛く感じてしまう。
優しくする価値なんて自分にはない。
そう言えば、彼らは怒るだろう。
しかしそんな事言えない俺は今日も、大丈夫の言葉と
笑顔の下に優しくしないでの気持ちを隠すのだ。