【好き嫌い】
ごめんなさい と ありがとう が
言えない人は嫌いだ。
たとえそれが血の繋がった誰かであっても。
よく笑い、よく食べる人。
滅多に愚痴は言わないかわりに、
言う時はドカンと爆発させる人が
人間らしくて、とても好きだ。
ねぇ、人間なんて
透き通っていても、濁っていても、
きっと傍目にはどっちも痛々しい。
クラゲみたいな半透明がちょうどいいよ。
【街】
田舎者だし人混みが苦手だから、よほど心おどるような
目的があって外出する以外は街には行かない。
子どもの頃、街に遊びに行ったあとは必ず頭が重くて、
家に帰るとぐったりしていることが多かった。
まるで自分の体はずっと家にいて、脳だけがスルン、と
頭から抜け出して街に出かけていたみたいに。
子どもの頃って、あれほど街中を歩き回って遊んでいたのに、体は不思議とあまり疲れてなかったように思う。
ただ、痺れたように頭だけが重たかった。
頭だけがとても疲れていた。
あれはきっと、街の刺激がそうさせていたんだと思う。
目から耳から鼻から飛び込んでくる「街」の刺激に、
うぶな五感がビリビリ揺さぶられて、脳が疲れたんだ。
大人になってしまうと街へ出ることにも慣れて、頭痛は年々弱くなる。もはや大した刺激もないから。
代わりにちょっと寄り道なんてしたりした日には、逆に身体がえらくビリビリして足腰が悲鳴をあげるのだ。
【やりたいこと】
今すぐってことじゃないんだけど、最近あんまり大笑い
した記憶がないから、腹筋カチ割れるほどの大笑いがしてみたい。
寄席とか興味あるけど、ツウなお年寄りとかが多そうで
なかなか勇気が出ないでいる。
好きなお笑い芸人さんのライブとか行ってみたいけど、
この辺は田舎で大きな箱がないから難しいかな。
…違うよね。
なんだかんだ言い訳して、行動しない理由を自分で作ってしまっているだけなんだよね。自分でもわかってるんだけど、なかなかうまく行かなくて参っちゃう。
最近、朝起きて鏡を覗くと
「わーい、今日もアタイの表情筋、死んでるぅ〜♡」
とよく思う。
だらしないタップタプのお腹が瞬時にピキッと割れて完璧なシックスパックが爆誕するほど、呼吸困難になって霧の向こうに足を踏み入れかけちゃうほどの、大、大、大爆笑がしてみたい。
私の「やりたいこと」なんて所詮こんなもんです。
【朝日の温もり】
たった今、このアプリを入れてみたのだけれど、いきなりあまりよくわからないお題にとまどう。
朝日の温もり、ねぇ。
昔「寒くて寒くて仕方ないけど貧乏生活で暖房も思うように使えない時は、下着のシャツと服の間に少し揉んで柔らかくした古新聞を挟んで着ると暖かい」って聞いた。
それが朝日新聞なら「朝日の温もり」だなーと。