戦争や災害が心に暗い影を落とし、私的な幸せを心の奥の奥底からは喜べなかった一年。
世界を見渡し、歴史を振り返れば、いつの時代もそうだったのだから、「アンタの考え方次第だろう、“心寄せてます”ポーズ、やめろよ」と言われてしまうかも知れない。自分の身に降り掛かってはいないから、常に沈んだ気持ちでいる訳ではないし、それなりに楽しく暮らせているし。
でもたぶん、たぶんだけど、その大きさに個人差はあっても、誰の心にも影を落としていると思う、特に子ども達の心には。
#一年間を振り返る
以前わが家では毎冬、みかんを箱買いしていた。
暖房の無い寒い部屋に置いて、下の方は潰されていて傷み易いからと箱をひっくり返し、底の方から先に食べた。
居間のこたつの上の籠にはいつもみかんが盛られ、無くなると家族の誰かが寒い部屋へ取りに行き補充した。
箱買いの習慣が途切れ、時々袋入りを買う程度になったのはいつからだろう…思い出せない。
父が逝き、妹が嫁ぎ、母との二人暮らしになった頃かも知れない。
箱買いし家族で食べたこたつみかん
黄色くなった指先見せ合う
#みかん
一斉に休んで一斉に移動して…
みんなホントは渋滞が好き
#冬休み
「てぶくろ」を逆から読ませ「ロクブテ(六打て)」と 言わせたら6回叩ける
「6回ぶっていいんだね!?(笑)」
今から五十余年前、小学生はそんなしょうもないことで、じゃれ合い笑いあっていた。
騙せるのは初回だけなので、発展型とか、上手い返しとか、あったような気がするのだが、全く思い出せない。
全国的に行なわれていた言葉遊びなのか、限られた地方だけのものなのか判らぬが、イマドキの小学生はそんなことやらないのかなぁ。
くだらなくて、懐かしい。
#手ぶくろ
若かった頃、自分の哲学みたいなものが欲しかった。自分の中に自分なりの哲学を確立できると思っていた。
それがあれば、人生にいかなる難題が待ち受けていようとも、時流がどうであろうとも、足取り確かに歩き、心穏やかに過ごせるのではないかと考えていた。
若気の至り。
変わらないものなど無いのに変わらない
もの欲するのは人の性か
#変わらないものはない