12/7/2024, 10:16:24 AM
「部屋の片隅で」
大体、小説や曲では部屋の片隅で泣くものである。
部屋の片隅は、挟まるものではないのか。
あの角っこにぴたっと、挟まるものではないか。
部屋の片隅なんかで泣くのではなく、
私と一緒に、挟まって本を読もう。
温かい飲み物を持ってくるから待っててね。
12/6/2024, 9:47:27 AM
「眠れないほど」
眠れないほど、不思議な夢を見た。
起きた時、現実だと思ったほど。
とても現実的で不思議な夢。
続きが気になってもう一度眠ろうとした。
眠れない。
続きが気になって眠れない。
夢か現か。
12/4/2024, 10:05:13 AM
「さよならは言わないで」
ばいばいって私が言ったら、さよならとその子は言った。
凛として、かっこいいその子。
その子が言えば、不思議とさよならは冷たい雰囲気ではなくなる。
綺麗な響きを含んで、するりと私の中に入る。
ある日、
ばいばいって私が言ったら、ばいばいとその子は言った。
さよならと言わないで。
いつもの綺麗な響きは、やわらかさへと変わって。
その子の凛とした雰囲気も、やわらかくなって。
私は興奮気味にばいばいともう一度言った。
12/1/2024, 10:55:54 AM
「距離」
もう少し。
君までもう少しの距離。
手を伸ばすけけど、届かない。
もどかしい距離感。
あとちょっとなのに。
君に届いたら、番組を変えられるんだ。
リモコン、あとちょっとがほんとに届かないんだ。
11/30/2024, 4:35:02 PM
「泣かないで」
泣かないで、なんて言わないよ。
そんな時もある。
私も今日は泣きたい。
あなたの隣で一緒に泣いてもいいかな。