はじめて文章を書きます。
誰かに宛てて書きます。

『サヨナラは言わないでさ』って曲、ご存知ですか。
私は最近聞いていなかったように思っていたのですが、1年のハイライトで今年最も聞いた曲だと言われて驚きました。
あなたもぜひ、きいてみてください。
優しい曲です。

さよならは言わないで、というのはあまり日常では聞かない言葉だなあと思いました。
むしろちゃんとさよならを言いたい。きちんと区切りたい。という考え方もあるし、わざわざ言葉に出すことがあまりないのかなと思いました。
じゃあさよならって言ってほしくないときってどんなときだろう。
まず、また会いたくてたまらないときかなあ。特別な別れにしたくないとき。
明確に別れなければ、また会えると思いたい時、相手を心の支えにしているときにさよならっていうのは聞きたくないことばなのかなあと。
次に、その別れを特別なものにしたいとき。
言わないほうがむしろ、自分にとってまたは相手にとって心に残ると思うとき。わざわざ言葉にするのは野暮だと思うとき。言うような相手ではないと信をおいているとき。
ひとつめとふたつめは矛盾しているけれど、つまりさよならっていうのは、ありふれた特別な言葉なんだなあと思いました。
さよならって、学校の先生さようならからしばらく、意識的に言ったことは無いような気がしました。
またね、ばいばい、じゃあね。うーい、だとかあーいだとか、ほなね〜とかいうときもあるけれど、さよならは久しく口に出していない。
丁寧なことばなのかなあ。
こんなことを考えてみたから、きっと明日私は、誰かに会ったあと最後にすこし意識しながらまたねっていうんでしょう。それともさよならって言うかな。
明日が楽しみです。
またね。