スン茶

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3/23/2026, 9:06:22 AM

「バカみたい」

名もない弱小校。連敗続きな私達は体を動かすことだけで十分。顧問は常に不在で、コーチはいない。
そんな設備もクソもない高校で勝利を目指す方が稀であり、 輪に馴染めない。

そんな中一人だけ。一人だけ輪に馴染めない奴がいた。朝、体育館から聞こえるシューズの擦れる音。その音は常に一つだった。夕方、日が暮れるまで鳴り止まないシューズの音に周りはヒソヒソと声を潜め、嘲笑った。

私もしかり。

周りの同調圧力に流され嘲笑った。

(私は馬鹿だ。)

そして

(あいつも莫迦だ。)

弱小校だからと練習もせず、同調圧力で嘲笑う私も、チームプレーをする仲間を持たず勝利を目指すあいつも、どちらもバカである。

#バカみたい

9/27/2025, 10:16:42 AM

涙が止まらない。
これは君のせい。
刃物を持った私の手が君の背に突き刺さる。
君は声も出ずに伏せる。
もっともっとと君に突き刺す刃物。
未練なんてさらさらないのに止まらない涙。
誰かこれを止めてくれ。

(この後ハンバーグにして美味しくいただきました♪)

#涙の理由

9/27/2025, 10:04:24 AM

「好きだ」
ポツリと出てしまっては後悔しても遅い。
君は目を丸くしている。その瞳はキラキラして光が反射しているようだった。

「えへへ、私も好きです。コーヒー」
次はこちらが目を丸くする番。あぁ、こんなに純粋無垢な人、世界中を探してもいないだろう。僕は目を細めた。
コーヒーが冷めないうちに、今度は君に届くように伝えよう。

「君のことが__」

#コーヒーが冷めないうちに

9/24/2025, 2:19:48 PM

魔法はいつかとけてしまう。
何度もあなたに語りかけた灰被りの少女の話。
あなたを迎える日を待ち遠しく待っていた日々。
あなたに会えるならどんな苦痛も耐えきれた。

でも、魔法は一瞬にして解けてしまった。
時計の針が重なった頃、解けてしまった。
苦痛にも耐えたの。あなたに逢いたくて。
ただ、声を聞かせて欲しかった。

「よくあることよ。」とかけられる声。
現実が私を悲劇のヒロインにしてくれなかった。

#時計の針が重なって

9/1/2025, 2:07:56 PM

ぽちゃん
どこかで水の音がした。

「どうしたの?」
そう言って翡翠の双眼がこちらを覗く。どこかで見た透明な美しさ。

(あぁ、思い出した)

その既視感は、あの日海に捨てたビー玉だった。

胸をこがれる思いで捨ててしまったあの恋心だった。

#夏の忘れ物を探して

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