なまけもの

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8/2/2024, 2:25:34 PM

2024 8月2日

うざったいくらいの晴天のもとをを歩きながら、君に会いに行った。

君の病室は暗く重い、まるで曇天だ。君は窓の外を眺めている。その姿に光は見られない。こちらを見ずに君は、
「何で来たの。」
と言う。その声は無機質だった。
「病状が回復に向かっている、と先生から聞いて。もう少しいけば、仮退院もできるそうだし。」
「いいの、私はまだここにいたいの。」
その言葉を聞いて、わからなかった、こんな鳥籠のような場所にいる理由が。
「なんでここにいたいの?外は楽しいことがたくさんあるのに?お祭りとか一緒に行きたいよ。」
「私には明るすぎる。だから、ここに1人でいたいの。」
「君は僕にとっての明かりだったのに…。」
「もう、私は君のためにはなれないよ。」
その言葉は聞きたくなかった。
静寂な病室でただ時間がひたすらにすぎていった。

もう、終わりの時間が近づいてきていた。
最後に君に伝えた、
「今度は僕が君に光を灯すよ、君のためになりたいから。」
君は何も言わないし、こちらも見なかった。
僕は病室を去った。明日、もし晴れたらまた来るよと伝えて。

8/2/2024, 9:24:22 AM

2024 8月2日

明日、もし晴れたら君に会いに行こうかな、

7/31/2024, 9:56:01 AM

2024 7月31日

君は澄んだ瞳をしているのだろうな。
直視できないからわからないけど。

7/29/2024, 2:56:45 AM

2024 7月 29日 お祭り

お祭り、それは夏の風物詩。友達や恋人、気になっている人を誘って、夏を楽しむとき。自分にもそういう人がいてほしいと思う。特に想いを馳せる人がいればな、と思う。頑張れば自分にもできるかな、

7/27/2024, 3:06:42 PM

2024 7月23日(土)

神様が舞い降りてきて、こう言った。
「おまえは私が見えるのか?」
神様は驚きと嬉しさを交えながら聞いてきた。
「は、はい…」
あまりにも勢いがすごいので少し圧倒されてしまった。
「そうかそうか私が見えるのか、いや〜実に嬉しいね。」
と言いながら嬉しそうにこちらを見てくる。そして、
「よし、何か1つ願いを叶えてあげよう。」
と得意げに言ってきた。
「何で急に願いを叶えてくれるのですか?」
と一応聞いてみた。すると神様は、
「いや、久々に私のことを見られる人にあったから、つい嬉しくなってしまってな。だからだ。」
「ふぅ〜ん、そういうことですかぁ。」
まぁあまり重要とも思ってなかったから適当に流しはした。
「で、願いはなんだ! 何でもいいぞ!あっ、ただし願いを増やしてくれというのはなしだ。」
「じゃあ、僕を変えてくれませんか?」
願いはすでに浮かんでいた。
「変えるとは、具体的にはどういうことだ?」
「他人にじゃなくて、自分に対してもっと肯定的にだったり、優しくできるように、僕を変えてもらいたいです。」
神様はこれを聞いて、きょとんとしながら、
「こんなことでいいのか?もっと大金持ちにしてくれだとか、モテモテにしてもらいたい、とかじゃなくて?」
と言った。そして続けざまに、
「しかも、これ願わなくても自分で変えられるんじゃないか?」
と言う。
神様は純粋に疑問に思って言っているだけだと思うけど、その言葉は自分の心に刺さる。
「それができれば、願ってもないし、悩んでもないんですよね。神様は何か悩みとかなんかないんですか?」
少しイラついてたと思う。そんなことは知らず顔で神様は答えた、
「悩みか〜、最近は私のことを見てくれる人が少なくなったことかな〜。」
いやに悲しげなのがなんか癪に障る。
「まぁ、とにかく僕を変えてください。」
「わかったよ。」
とまだ不思議そうな顔をしながら答えた。すると、急に神様の雰囲気が変わり、忠告し始めた、
「自分を変えるということは、今の自分らしさに新しいものを上書きしていくことだ。おまえが今までの人生で創りあげてきた本来の自分にはもう戻れないかもしれない。それでもいいのか?」
そう忠告されたが、今の自分には何の未練もない、新しくなれるならそれでいいと思ってる。
「大丈夫ですよ、お願いします。」
神様は少しこちらをを見つめたあと、
「わかった。」
と言った。そのときはもうさっきと同じ雰囲気に戻ってた。その後、伝えわすれたかのように神様が、
「あっそういえば、私に会ったことは願いを叶えたと同時に記憶からなくなるから。もし、次また会えたら、その時に記憶があらわれるようになってるから。そこんところよろしく!」
記憶からなくなるのかぁ〜、と神様には少しイラついたりしたけど、なんとなく寂しさは覚えた。そう思っていると、
「それでは、願いを叶えるぞ!あぁあとすぐに効果が現れるわけではないからな。徐々に現れるから。」
と言いながら、手に光を集めている。
神様は最後に、
「おまえとの会話楽しかったぞ。」と言い終わるのと同時に指をパチンッ、と鳴らした。

気がつくといつもの塾の帰り道だった。もう日が落ちかけてる。長くここに立ち尽くしてた気がする。まぁとりあえず帰るか、と思い家に向け歩を進めた。家に着くと、鞄の中身を机に出した。すると、ヒラリ、と足元にプリントが落ちた。見るとお世辞でも良い点だとはいえないテスト用紙だった。でも、いつもよりも落ち込むことなく、次、頑張ればいいか、と思った。自分にしては珍しいなと、思いながら夕飯の支度をする母の手伝いに向かった。






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