どこまでも続く青い空
君と自転車またがって
風を切って走ってく
少し冷たくなってきた風
あたたかな君の背中
この道がどこまでも続けばいいなと
思ってしまった
木曜日の帰り道
夢の中で声が枯れるまで叫ぶ
小さかった私たちには吐き出すことが叶わなかった
あの日の言葉たち
夢の中で叫んだはずの言葉たちも
ポタポタと落ちてしまって
誰のもとにも届くことはない
そしてそれは足元から
私たちの頭をめがけて
下から上へとあっという間に侵食してきた
そしてそれはあの日から
私たちの呪縛となり
外から内へとあっという間に支配してきた
大きくなった私たちには吐き出すことが叶う
あの日の言葉たち
それでも吐き出すことが出来ないのは
きっと
吐き出すことが出来るのに気付いていないのか
それとも
誰かのもとに届いてしまうのが堪らなく怖いのか
どっちなんだろう
始まりはいつも貴方からだったね
声をかけてきたのも
付き合うことになったのも
でも初めての終わりは私からにするね
ねぇ知ってる?
私の好きなこと好きなもの
ねぇ知ってる?
私が貴方のことみてたこと
本当の私達の始まりは私からだったの
でも貴方の始まりは塗り替えられなかった
貴方のなかの私はあの人の代わり
知ってたよ
知ってたけど辛くなっちゃった
だから ごめんね。バイバイ。
すれ違いざま
「めんどくせぇ」と言ってしまった
わかってあげられない自分を棚に上げ
何も言わないお前に嫌気がさす
吐き気がするんだよお前を見てると
綺麗な顔が羨ましい
なのになんでそんなに陰気臭いんだよ
わかってあげられない
私に対する当てつけか
息が苦しいんだよお前を見てると
良く通る声が羨ましい
なのになんで何も喋らないんだよ
何もしてあげられない
私に対する当てつけか
当てつけをするほど期待などしていないか
きっと私は
お前にとって少しの価値もない人間だから
何も言わないんだろうな
忘れたくても忘れられない
君と茜色の空の中で
お互いの手をとりあったこと
忘れたくても忘れられない
君と緑色の草の中で
お互いの夢を語り合ったこと
忘れたくても忘れられない
君と生成色の雪の中で
お互いの道を応援したこと
忘れたくても忘れられない
あの時の全てだった
君の存在そのもの
忘れてしまえれば
こんな想いが続くことはなくなるはずなのに
忘れてしまったら
大切なものが全て無くなってしまう気がして
ふと
あの時君と繋いだ手をぎゅっと握った